生殖医療についての本を昨日、図書館で読みあさっていた訳ですが
その中でも、ほしいなと思ったのは
「体外受精ガイダンス」 荒木重雄著 医学書院 2006年 7560円
「不妊治療ガイダンス」 荒木重雄著 医学書院 2003年 6300円
「生殖医療ガイドブック」
「不妊ケアABC」は、比較的安くて、内容が充実していたので、即買い。
解剖から、ホルモンの事、治療の事、Q&Aまで内容充実です。
おススメです。
ただ、2005年発売なので、内容に注意しないといけません。
医学書は鮮度が命。
5年もたつと、ちょっとヤバイ。
この本の中には、体外受精で「受精卵の移植は3個まで」と書かれているのですが、今は違います。
日本生殖医療学会のHPでは、2007年に「多胎妊娠防止のための胚移植数ガイドライン」というのが出ていて
- 体外受精などの胚移植においては、日本産科婦人科学会の見解どおり、移植胚数を3個以内とすることを厳守する。
- 多胎妊娠のリスクが高い35歳未満の初回治療周期では、移植胚数を原則として1個に制限する。なお、良好胚盤胞を移植する場合は、必ず1胚移植とする。
- 前項に含まれない40歳未満の治療周期では、移植胚数を原則として2個以下とする。なお良好胚盤胞を移植する場合は、必ず2個以下とする。
- 移植胚数の制限に伴い、治療を受けるカップルに対しては、移植しない胚を凍結する選択肢について、各クリニックにおいて必ず提示することを求める。
と書かれています。
※参照
http://www.jsrm.or.jp/guideline-statem/guideline_2007_01.html
そこでやはり、学会が定期的に改変して出版している「生殖医療ガイドブック」がほしくなるのですが、