ハマのロッキーのベースボールレポート:準決勝第2試合・東海大相模ー関東ー=ゲームセット
第97回全国高校野球選手権大会
準決勝第2試合
関東ー(東東京)
000 000 120 3
410 041 00x 10
東海大相模(神奈川)
東海大相模 10-3 関東ー
東海大相模が初回から猛攻。まさしくこの日も見事な"先手必勝"、"先行逃げ切り"型で地力の強さを見せつけた。投手陣二人ばかりが注目される東海大相模だが、これで4試合中花咲徳栄戦を除く3試合で初回に4点を記録したことになり、打力でも格の違いを見せつけたことになる。
もっとも・・準決勝・決勝での連投を考慮に入れていたのだろうなとも思うが、勢いづけたら止まらない東海大相模の打力を考えれば、最後にエースを投げさせるなど終盤になるほど球威・制球とも力のある投手を投入してきた関東ーの投手起用には正直首を傾げたくなるが・・
それにしても火がついたときの東海大相模の打棒には舌を巻くばかりだ。私自身も個人的ながら地元の神奈川県大会で相模の試合を見ているから9イニングトータルでのこのような大爆発自体はそんなに驚かないどころか「あのくらいやれるだろう」という思いすらあるが、その県大会でも序盤から、ということになると相手が有力校になるほどそうしたことがなかっただけに「ここまですごいのか」と思ってしまう。
1回は先頭打者千野の左前打に始まり宮地の二塁打。打者二人で2点を先制したあと杉崎もタイムリーツーベース。そして初回にして、まるでとどめとばかりに4番豊田の左越え本塁打で2点を追加。攻撃開始から4人で4点を先行してしまった。その後も球が少しでも甘く入れば打力にものをいわせて加点。相手のミスにつけこんでは加点。たちまち10点をあげてしまった。あえて欲を言えば試合が進むにつれて力のある投手が出てきたこともあって快音が聞かれなくなってきていたが、それを考えると仙台育英の豪腕投手・佐藤世を相手にしてもその破壊力をどれだけ発揮できるかがこの時点ではもうひとつはっきりしないところがあるので、それがひとつの焦点になる。
この日の相模はディフェンス面に置いても「前回の反省を生かしてテンポよく投げることを心がけた」という吉田が、時折甘く入ったところをヒットにされたものの、縦のスライダーを軸にこの日も関東ー打線に的を絞らせず決定打を与えなかった。好投手二人から12安打を放つなど、関東ー打線もある部分評判通りの打力を証明して見せたのだが・・注目のオコエと相模の投手陣との対決も、吉田が一、二打席で三振をとるなど吉田、小笠原の二人で5打数1安打2三振に抑え込み、本人を悔しがらせた。
心配なのは8回から登板した小笠原が・・大量リードがゆえに油断でもしたのか単に調子が悪かっただけなのか、変化球を中心に今一つ制球が乱れたところをつけ入られて2回を4安打2失点とよくなかったこと。
ベンチにも注文をつけるとすれば、大量リードがあることを考えれば先発か今日のようなリリーフか、明日の決勝戦でどこかで登板させるのが確実なエース小笠原を無駄に投げさせず、場数を積ませる意味で北村か山田ら下級生を登板させてもよかったと思う。ただ、残り2イニングでの登板・・ここで小笠原を投げさせなければ明日は確実に小笠原が先発・・と戦う前から宣言しているようなものであり、そのあたりを撹乱する意味での小笠原投入だったとも考えられる。もっともそれが私の想像通りであったとしても小笠原にベストピッチをしてもらえれば問題はないと思うのだがそこはベンチにしかわからない事情もあるのかもしれないのでなんとも言えない。
さて、これで明日の決勝は仙台育英ー東海大相模と決まった。仙台育英は26年ぶり2度目の決勝進出。東海大相模は5年ぶり3度目の決勝進出となる。宮城ー神奈川の決勝は春夏通じて初めて。仙台育英が勝てば言うまでもなく陸奥に初めて深紅の大優勝旗が、東海大相模が勝てば45年ぶり2度目の優勝となるばかりではなく、昨年夏の甲子園での初戦敗退から一年続いた東海大相模のリベンジストーリーがチームとしては完璧な形で集大成を迎えることになる。それぞれの様々な思惑が、いよいよ決勝という頂点目前にて激しく交錯する。
準決勝第2試合
関東ー(東東京)
000 000 120 3
410 041 00x 10
東海大相模(神奈川)
東海大相模 10-3 関東ー
東海大相模が初回から猛攻。まさしくこの日も見事な"先手必勝"、"先行逃げ切り"型で地力の強さを見せつけた。投手陣二人ばかりが注目される東海大相模だが、これで4試合中花咲徳栄戦を除く3試合で初回に4点を記録したことになり、打力でも格の違いを見せつけたことになる。
もっとも・・準決勝・決勝での連投を考慮に入れていたのだろうなとも思うが、勢いづけたら止まらない東海大相模の打力を考えれば、最後にエースを投げさせるなど終盤になるほど球威・制球とも力のある投手を投入してきた関東ーの投手起用には正直首を傾げたくなるが・・
それにしても火がついたときの東海大相模の打棒には舌を巻くばかりだ。私自身も個人的ながら地元の神奈川県大会で相模の試合を見ているから9イニングトータルでのこのような大爆発自体はそんなに驚かないどころか「あのくらいやれるだろう」という思いすらあるが、その県大会でも序盤から、ということになると相手が有力校になるほどそうしたことがなかっただけに「ここまですごいのか」と思ってしまう。
1回は先頭打者千野の左前打に始まり宮地の二塁打。打者二人で2点を先制したあと杉崎もタイムリーツーベース。そして初回にして、まるでとどめとばかりに4番豊田の左越え本塁打で2点を追加。攻撃開始から4人で4点を先行してしまった。その後も球が少しでも甘く入れば打力にものをいわせて加点。相手のミスにつけこんでは加点。たちまち10点をあげてしまった。あえて欲を言えば試合が進むにつれて力のある投手が出てきたこともあって快音が聞かれなくなってきていたが、それを考えると仙台育英の豪腕投手・佐藤世を相手にしてもその破壊力をどれだけ発揮できるかがこの時点ではもうひとつはっきりしないところがあるので、それがひとつの焦点になる。
この日の相模はディフェンス面に置いても「前回の反省を生かしてテンポよく投げることを心がけた」という吉田が、時折甘く入ったところをヒットにされたものの、縦のスライダーを軸にこの日も関東ー打線に的を絞らせず決定打を与えなかった。好投手二人から12安打を放つなど、関東ー打線もある部分評判通りの打力を証明して見せたのだが・・注目のオコエと相模の投手陣との対決も、吉田が一、二打席で三振をとるなど吉田、小笠原の二人で5打数1安打2三振に抑え込み、本人を悔しがらせた。
心配なのは8回から登板した小笠原が・・大量リードがゆえに油断でもしたのか単に調子が悪かっただけなのか、変化球を中心に今一つ制球が乱れたところをつけ入られて2回を4安打2失点とよくなかったこと。
ベンチにも注文をつけるとすれば、大量リードがあることを考えれば先発か今日のようなリリーフか、明日の決勝戦でどこかで登板させるのが確実なエース小笠原を無駄に投げさせず、場数を積ませる意味で北村か山田ら下級生を登板させてもよかったと思う。ただ、残り2イニングでの登板・・ここで小笠原を投げさせなければ明日は確実に小笠原が先発・・と戦う前から宣言しているようなものであり、そのあたりを撹乱する意味での小笠原投入だったとも考えられる。もっともそれが私の想像通りであったとしても小笠原にベストピッチをしてもらえれば問題はないと思うのだがそこはベンチにしかわからない事情もあるのかもしれないのでなんとも言えない。
さて、これで明日の決勝は仙台育英ー東海大相模と決まった。仙台育英は26年ぶり2度目の決勝進出。東海大相模は5年ぶり3度目の決勝進出となる。宮城ー神奈川の決勝は春夏通じて初めて。仙台育英が勝てば言うまでもなく陸奥に初めて深紅の大優勝旗が、東海大相模が勝てば45年ぶり2度目の優勝となるばかりではなく、昨年夏の甲子園での初戦敗退から一年続いた東海大相模のリベンジストーリーがチームとしては完璧な形で集大成を迎えることになる。それぞれの様々な思惑が、いよいよ決勝という頂点目前にて激しく交錯する。