ブリュワーズ青木宣親の快進撃と米球界での日本人野手の意外?な傾向の違いを考える-1 | スポーツを語ろう-ZE!!

ブリュワーズ青木宣親の快進撃と米球界での日本人野手の意外?な傾向の違いを考える-1

今朝の4時頃…TBSでトロピカーナ・フィールドでのヒューストン・アストロズ-ミルウォーキー・ブリューワーズの試合が放映されている。青木宣親所属ということでの放映だ。この日も既に青木はヒットを打ち目下15試合連続安打を立ち上がりから決めているが、私からしてみるとここまでの活躍は「ああやっぱり」というところがある。

というのも、まず青木の場合…"外野手だった"というポイントが一つ。これまでの傾向として日本人野手には内野手よりも外野手の方が圧倒的に通用している、というものがあるからだ。例をあげれば日本人野手で比較的通用しているといえるのはイチロー、松井秀喜を筆頭に福留孝介…みんな外野手である。これに対し内野手でモノになったのは井口資仁ぐらいで、松井稼頭央、岩村明憲、西岡剛あたりは決して通用しきれていたとはいいきれなかった。今年からシアトル・マリナーズに入団した川崎宗則もマイナーリーグから這い上がったまではよかったが残念ながら現時点では常時出場を勝ち取るには至らない。ただ川崎にはまだまだ先もある。ハングリーな川崎だけに今後に期待したい。
中でも西岡が通用しない現実にショックを受けた人は少なからずいたのではないかと思うのだが、実は西岡が昨シーズン開幕直後に負傷欠場し、その後浮上してこれない現実にそのヒント(の一つ)が隠されていた。これについて簡単に結論づければ内野手の方がメジャーでやるにあたっては日本人にとって外野手に比べてはるかに条件が過酷であり、その守備面での負担が打撃にも影響を及ぼしている可能性がかなり高いのでは、というものだ。
ではその条件というものについて説明しよう。といってもそう難しい話ではない。実はコロンブスの卵レベルの話なのである。まず、内野と外野では飛んでくる打球が違う。内野に飛んでくるのは大方が勢いづいたゴロ。外野にはフライもゴロも飛んでくるが、どちらかといえばフライの割合の方が高い上にゴロが飛んでくるにしても内野にくるような鋭くてイキのいいゴロではなく勢いの死んだゴロが多い。それだけでも違うがそこまでだと日本でも条件は同じ。ただ、端的にいえば、"天然芝&土のグラウンド対人工芝"の違いがある。つまりそれはナチュラル・イレギュラーバウンド対人工芝のきれいなゴロとの違いでもある。まずはそれが一つ。これについては細かく後述しよう。二つ目の指摘は、特に二遊間でのコミュニケーションの取り方。これについては見当がつくと思うので皆様の想像の範疇でのイメージで十分だと思う。そして残りの一つが西岡が食らった米球界ならではの「殺人スライディング」をはじめとする激しいプレーである。この激しいプレーにしても西岡が受けたダメージ一つから考えても日本での走塁とは猛烈さのケタが違いすぎるのも察しのつ
くところだろう。
と、これだけシビアな条件が揃えば当然守備面での負担はでかくなり、それが心身両面において悪影響を及ぼし、打撃にも響く…そうなってもおかしくないというわけである。これに対して外野手の場合は上記三点とも内野手ほどには厳しいものは要求されない。だからその分余分なストレスは軽減される。つまり内野手に比べて日本でプレーするとき以上にバッティングに専念できるというわけだ。唯一外野手にとって不利なことがあるとすれば屋外球場の風の問題くらいだろう。(しかしこれも、日本にもドーム球場ばかりでないこともありさほど影響はないのかもしれない。)

《次回に続く》