今のソフトバンクに不可欠な意識とそれを統一できるニューリーダーの存在にメリットを望む。 | スポーツを語ろう-ZE!!

今のソフトバンクに不可欠な意識とそれを統一できるニューリーダーの存在にメリットを望む。

今日もソフトバンク・ホークスが敗れた。その相手は巨人。しかも登板したのはケンカ別れも同然にそのソフトバンクから巨人に移籍した杉内…その杉内に意地一つ見せられず、最後に山口鉄也から1発放ったのがせめてもの抵抗だったが、敗れたこと以上にホークスナインからもう一つ覇気が感じられなかったのが気になった。

状況が状況だけにホークスには正直何が何でも勝ってもらって溜飲を下げて欲しかった。だが結果としては落ち気味のチームにありがちな傾向をもろに見てしまったという印象…

ホークスナインにも「負けられない」という意識は当然あったと思う。ただ、「負けられない」という意識があってもそれでかえって守りの姿勢にばかり入っていたのでは逆効果である。
状況を考えても、今のソフトバンクにとって相手が巨人では、地力では勝ち目がない。それに不幸にも絶不調なチームとして絶好調なチームを向こうに回す…悪い要素ばかり…「負けられない」からヘタな試合はできない…そういう意識がある反面現実的には勝てる可能性が極めて低いことも十分承知している…で、知らず知らず「やっぱりダメだ」と思いながら試合を進めてた…
こんな状況では「負けられない」という意識もかえって足かせにしかならない。

ホークスナインは「負けられない」という意識で望むべきではないのかもしれない。こういうときは勝算が薄いのはわかっているのだから無理に自分達を納得させてまで勝敗を意識するよりも「ただでは試合を終わらせない。勝っても負けてもやりたい放題やって引っ掻き回してうんと苦しめてやる」くらいの心構えの方が結果は同じでも充実度は随分違ったのでは…

よく「ダメなときは何をやってもダメだ」という言葉がある。これは今のホークスにそのまま当てはまっているといっても過言ではあるまい。それもそのとおりだと思うし、そういうときは余計なことを考えずにひたすら淡々と試合をしていればそのうち勝つ日もくるだろう。だが、ただ沈黙するよりも目一杯あがいてやりたい放題やった方が出口もみつかりやすいのではないか。トンネルを抜けるチームもあれば出口のない地下鉄のまま終わるケースもあるが、「ああ清々した~」というくらいのものが体に残るだけでも次のリスタートの姿勢にも入りやすい。
だから今のソフトバンクでは勝敗以上にいかにまず試合で暴れるか、というある意味原点ともいえるところに立ち返ることからやり直してはどうか。
杉内に対しても、「杉内には負けたくない」ではなく「とにかく最低でも杉内だけは苦しめてやる」と。それにはガンとばして脅すもよし。内角の際どいコースにきたら体ごと怒りの感情をたぎらせ、プレッシャーをかけるとかの工夫をしてもよかったのでは。(それでも攻略が容易でないのは承知だが)

ホークスにとっては、単なるキャプテンを超えた"精神的支柱"ともいえる小久保を欠いているのも痛いかもしれない。
小久保離脱前後からチームの調子がおかしくなったように思うし、弱小ホークスに喝を入れる役を何年も担ってきた小久保なら今のチーム状況をまとめられるだろう。

もっとも、"小久保コケたら皆コケた"では情けない。小久保がいなくてもかわりが務まる者…たとえば松中あたりが出てくるのが理想的では。

とにかく、まずは勝敗よりも自分達の野球を取り戻し、試合の中で必ず何か残すところから出直すことだろう。
まずそれがチームにとって新しい力に繋がる大事な要素の一つになると思う。そして可能なら小久保不在の間、その小久保のように、チームの士気、意志を統一できるニューリーダーの出現が待たれるのではないか。