ロッテが王手!しかしその後は… | スポーツを語ろう-ZE!!

ロッテが王手!しかしその後は…

ロッテが王手をかけた。2勝2敗のタイで迎えた第5戦はロッテが10-4で快勝。まさしく今年の本拠地千葉マリンで有終の美を飾るにふさわしいゲーム内容だったといえよう。
さてこれでロッテは3勝2敗として俄然有利になったところだが、だからといってこれでロッテの優勝がかなり確率の高いものになったかといえばそうでもない。まだ中日にも逆襲の芽はある。少なくとも明日のロッテ先発成瀬のできがカギを握るわけだが、成瀬が調子を崩すか、また中日にも吉見・チェンの両輪が控えており、彼らが成瀬を超えるピッチングをして第6戦をモノにすればまだまだ中日にも勝機は十分出てくる。一方、ロッテにも第2戦で大敗を喫したマーフィーは論外としてもまだ渡辺俊が控えており、もし逆王手をかけたからといっても厳しい戦いは続きそうだ。ただ、中日に相性がいいとはいえ渡辺俊にも今度はナゴヤドームが舞台ということで千葉マリンの風の後押しがないことと中4日での先発起用というマイナス要素がある。だから第3戦ほど中日打線がキリキリ舞いされるとは考えにくい。
だからいずれにしても、当然のことではあるがまず明日の第6戦で成瀬がどれだけ中日打線を牛耳れるか、そしてその成瀬を中日打線がいかにして攻略するかが当然重要なポイントとなる。もちろん成瀬のできによって中日打線の対応も違ってくるだろうから、まずは成瀬がどのような状態で試合に入るかであり、それに中日打線がどう対応するか、ということになる。
そして次の試合では、今度は渡辺俊がどのような試合作りをするか。これも肉体面、精神面双方でのコンディションによって変わってくるだろうが、こうなるとロッテが有利なようでもこのように個々の試合を単体で考えるとまだまだわからないものがあるため、明日以降も展開としては依然非常に読みにくい。
ただし言うまでもないことだが、結果として初戦で押さえ込まれた成瀬に対して中日打線がまたてこずるようだとロッテが一気に決めてしまい、そうなれば結局中日はいいところなくシリーズ敗退することにもなりかねなくなる。実際そういう可能性ももこれまでの両者の戦いぶりからかなり高そうな確率で感じとれそうなだけに、今回は詳しくは述べないが落合采配には非常に不満を持っている。私自身は特に中日が好きだというわけではないし、中日をヨイショしているつもりもない。ただ成り行きの問題もいろいろあるとはいえ、仮にもセ・リーグチャンピオンがパ・リーグ3位のチームにここまで翻弄されている時点でもう十分恥に近いものを感じるだけに落合采配には厳しい見方を禁じ得ないのだ。
それにしても、特に短期決戦ゆえ予期せぬことも十分起こり得るとはいえ、当初ロッテ打線対中日投手陣という図式だったのが、ここにきてロッテ投手陣対中日打線という逆の様相を呈してきた…少なくともそこにもスポットを当てざるを得なくなってきた…という現実については皮肉っぽいともいえるし、またそこがショートシリーズの意表をついたかのような面白さといえるような気がする。