無能なGMのせいでNYが批判の嵐?
ニューヨーク・ヤンキースFAの松井秀喜をロサンゼルス・エンゼルスが獲得したのは周知のとおりだが、そのあおりでヤンキースのキャッシュマンGMがとうとう非難の矢面に立たされた。しかもその批判は日米問わず幅広く燃え上がっているという。さらに地元ニューヨークに至っては「ワールドシリーズのヒーローを放出した」「マツイのかわりにキャッシュマンをすっ飛ばせばいい」などという罵声が飛び交うほどの大炎上ぶりで、しまいには「ベーブ・ルースでさえ“年老いた”という理由で放出するようなチームだもんな…」とNY市民の怒りがチームにまで飛び火するほどの騒ぎとなっている。
もっとも、私から言わせれば「今更」という感じもある。なぜならキャッシュマンの無能ぶりなど今初めて表面化した問題ではないからだ。
今シーズンこそワールドシリーズを制したものの、00年を最後に8年間も優勝から遠ざかっていたのである。しかもその間にキャッシュマンが大型トレードを通じて補強をした選手はみな大物プレイヤーばかりである。アレックス・ロドリゲス、ホセ・コントレラス、そしてあのロジャー・クレメンスまで…最近でもジョニー・デーモン、イバン・ロドリゲスやシドニー・ポンソン…そして、松井秀喜…
それだけの面子を揃えていながらその体たらくなのだから、GMをはじめとする編成担当に多大な欠陥があったのは明らかというものだろう。この事実があるから、私はキャッシュマンの無能ぶりについては早くから嗅ぎつけていたわけである。
しかし、そもそもこれだけの人材を集めていながらなぜキャッシュマンの手法ではチームを盤石に強化することができなかったのか。その中でも大きな要素の一つは簡単に言ってしまえば、何年か前の日本の某球団(こちらはだいぶましになったが)をみてもわかりそうなものだが、それらの巨大戦力が全く噛み合わなかったことである。
元々メジャーリーガーはプライドの高い男達の集まりだ。しかもメジャーでは天下と言われるヤンキースが選んだ猛者達だ。その激しいまでに高いプライドが噛み合えばいいが、衝突しあえば…どうなるか?最悪空中分解だ。幸い表面的には(?)そこまでいくこともなかったとはいえ、今までのヤンキースがこのパターンで崩れていたのも事実だ。いい例がパッジことイバン・ロドリゲスのケース。パッジはフロリダ・マーリンズやデトロイト・タイガースで鳴らしたメジャーでも屈指の捕手。一見理想的な補強に見えてもおかしくない。ところが現実はパッジが長年積み上げてきた自尊心にこれまた自我の極端に強いヤンキースの投手達がついていけず、結局パッジがチームで干されてしまっただけで終わってしまったというのである。多額の金がかかっていただけにチームにとっても大損失だったはずだ。金満球団のヤンキースではあるにせよ、無駄な出費をした感も否めない。また、ときおり獲得した選手のポジションが被るなど、単に獲得した選手のネームバリューに煽らたとみられてもおかしくないようなトレードもみられた。
そうしたことをすべて考えると松井の放出など、実はNY大炎上の発火点でしかない。ましてワールドシリーズでMVPを獲得したとはいえ守備走塁に難の多い松井の放出など、ある意味GMとしては当然の仕事なのだ。それでもこんなに批判の火の粉が飛び散るのは先程のパッジのケースにみられたような表面的な戦力強化判断に明け暮れ、チームの内情を細部まで見極めきれずにただ財力に任せた足し算引き算レベルのチーム編成を繰り返したからである。こうしたことの積み重ねでいよいよキャッシュマンの存在が崖っぷちに立たされた。
もっとも、私から言わせれば「今更」という感じもある。なぜならキャッシュマンの無能ぶりなど今初めて表面化した問題ではないからだ。
今シーズンこそワールドシリーズを制したものの、00年を最後に8年間も優勝から遠ざかっていたのである。しかもその間にキャッシュマンが大型トレードを通じて補強をした選手はみな大物プレイヤーばかりである。アレックス・ロドリゲス、ホセ・コントレラス、そしてあのロジャー・クレメンスまで…最近でもジョニー・デーモン、イバン・ロドリゲスやシドニー・ポンソン…そして、松井秀喜…
それだけの面子を揃えていながらその体たらくなのだから、GMをはじめとする編成担当に多大な欠陥があったのは明らかというものだろう。この事実があるから、私はキャッシュマンの無能ぶりについては早くから嗅ぎつけていたわけである。
しかし、そもそもこれだけの人材を集めていながらなぜキャッシュマンの手法ではチームを盤石に強化することができなかったのか。その中でも大きな要素の一つは簡単に言ってしまえば、何年か前の日本の某球団(こちらはだいぶましになったが)をみてもわかりそうなものだが、それらの巨大戦力が全く噛み合わなかったことである。
元々メジャーリーガーはプライドの高い男達の集まりだ。しかもメジャーでは天下と言われるヤンキースが選んだ猛者達だ。その激しいまでに高いプライドが噛み合えばいいが、衝突しあえば…どうなるか?最悪空中分解だ。幸い表面的には(?)そこまでいくこともなかったとはいえ、今までのヤンキースがこのパターンで崩れていたのも事実だ。いい例がパッジことイバン・ロドリゲスのケース。パッジはフロリダ・マーリンズやデトロイト・タイガースで鳴らしたメジャーでも屈指の捕手。一見理想的な補強に見えてもおかしくない。ところが現実はパッジが長年積み上げてきた自尊心にこれまた自我の極端に強いヤンキースの投手達がついていけず、結局パッジがチームで干されてしまっただけで終わってしまったというのである。多額の金がかかっていただけにチームにとっても大損失だったはずだ。金満球団のヤンキースではあるにせよ、無駄な出費をした感も否めない。また、ときおり獲得した選手のポジションが被るなど、単に獲得した選手のネームバリューに煽らたとみられてもおかしくないようなトレードもみられた。
そうしたことをすべて考えると松井の放出など、実はNY大炎上の発火点でしかない。ましてワールドシリーズでMVPを獲得したとはいえ守備走塁に難の多い松井の放出など、ある意味GMとしては当然の仕事なのだ。それでもこんなに批判の火の粉が飛び散るのは先程のパッジのケースにみられたような表面的な戦力強化判断に明け暮れ、チームの内情を細部まで見極めきれずにただ財力に任せた足し算引き算レベルのチーム編成を繰り返したからである。こうしたことの積み重ねでいよいよキャッシュマンの存在が崖っぷちに立たされた。