DVD上でデフォルト(最小)インストールしてGUI画面で利用するまでの設定。

CentOS7では、GUIインストール後にコマンドからyum updateして放置していると、自動でロックした画面から復帰できなくなるという謎の不具合がおこる場合がある。

ログイン画面のユーザーに文字が打てず、「認証エラー」を連発する。
強制終了しかない。

初期設定は最小インストールからコマンドでやるのがおススメ。



(1)インストール
デフォルトでインストールする。

HDDのパーティションは後回しに出来ないので、インストール時にしっかりやっておく必要があるが、それ以外の事は、全てインストール後に行うという方針。

もちろんHDDの設定もデフォルトでも良い。

※空でないHDDにインストールする場合は、手動でインストール先を設定した方が良い場合がある。

□インストール先の設定
→『インストール先』
→『パーティションの構成を行いたい』
→『完了』

既に一度インストールしていたら、
『CentOS7 Linux Linux 7.2.1511-x86-64版』というのが出ているので、
これを展開し、『/home』『/boot』『/』『swap』を個別に『‐』で削除し、
『使用できる領域』と『すべての領域』を同じにした後に、
『ここをクリックして自動的に作成します』を押してデフォルト編成をする。

この後、多少のカスタマイズをするのもアリ。
『/boot』『/』『swap』が適切に割り当てられた残りが全て『/home』に割りあたるので、
『/home』をあまり使わない場合は、『/home』を100GIBぐらいに減らして、残りを未使用にしたり、『/』を少し増やしたりとかしても良い。



(2)ネットワーク設定
インストール直後に再起動した画面では、とりあえずrootでログインする。
しばらくはコマンドで作業する。

# nmtui
でネットワーク設定を行う。



(3)ここまでを最新化
デフォルトでもyumは動くので一旦最新化する
# yum update

終わったら一旦再起動
# reboot

再びコマンド入力でrootでログイン



(4)GUIをインストール

CentOS7 yumでオプションをインストール
http://ameblo.jp/dmmaf/entry-12146567783.html

を参考にGUI機能をインストールする。

# yum groupinstall "GNOME Desktop"

GUIを起動してみる。
# startx

一部英語になっているが、初期設定でGUI的に日本語にすれば以降は日本語になる。

再起動したらまたコマンドになる。

# reboot

再びコマンド入力でrootにログイン

startxしなくても自動でGUIを起動するように設定する。
# systemctl set-default graphical.target
# reboot

GUI画面で起動する。
まずは落ち着いて自動的に起動してくる言語環境を設定する。

日本語入力が正しく機能しない場合は、GUIで「設定」「地域と言語」を起動し、
言語:日本語
フォーマット:日本
入力ソースがなければ「+」から「日本語(かな漢字)」などを追加する。

# reboot



(5)残りのオプションをインストール

GUI画面で起動可能となったら、GUI画面にrootでログインするか、
「アプリケーション」「端末」で
# su -
してrootでコマンド操作し残りをインストールする。
GNOME Desktopをインストールしたのと同じ要領です。

CentOS7 yumでオプションをインストール
http://ameblo.jp/dmmaf/entry-12146567783.html

# yum -v grouplist
でインストール可能なアプリケーショングループを見て、「yum groupinstall」でインストール。