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┃目的
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・CentOS7にUSB外付HDDを増設する。

・1回キリのその場使いではなく、恒久的に設置する。

・出来る限り専門知識の必要が無い操作で行う。


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┃前提
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デバイス:/dev/sdb1
マウント先:/mnt/storage1


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┃手順
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1.CentOS7を起動し管理者でログイン



2.HDDをUSBで接続する



3.GUI画面から、『ディスク』ユーティリティを起動する
アプリケーション
→ユーティリティ
→→ディスク

3-1.初期化する
画面左側のデバイス(D)の中から、
『ディスクドライブ』に選択
設定マーククリック
 初期化

3-2.パーティションを作成する
ボリューム(V)
+マークで追加

※このまま再生ボタンをクリックすると、
/run/media/root/ラベル名にマウントされる。
デスクトップ上に入口も生成され、フラッシュメモリのように1回毎に利用する分には便利だが、据置にするには向かないマウントのされ方をする。



4.コマンド画面で操作
4-1.マウント先作成
# mkdir /mnt/storage1


4-2.マウント実行
# mount -o defaults /dev/sdb1 /mnt/storage1/


4-3.使えるか試す
# cd /mnt/storage1/
# echo test > test.file
# ls -l
合計 32
-rwxr-xr-x 1 root root 5 10月 8 11:34 test.file


5.OSを再起動した後も自動でマウントさせる
5-1.UUIDを調べる
# blkid
/dev/sda1: UUID="2db331c9-bbaa-473f-ae9c-f3a31650d37c" TYPE="xfs"
/dev/sda2: UUID="G2LMGJ-QZ3R-gId4-aTiD-WqOr-EKvS-c4J1rb" TYPE="LVM2_member"
/dev/mapper/centos-swap: UUID="e92d55fd-69c3-4625-9141-d1b362c750d6" TYPE="swap"
/dev/mapper/centos-root: UUID="b6da0306-9879-43b5-aa85-68f9981349f8" TYPE="xfs"
/dev/sdb1: UUID="596E-12D6" TYPE="vfat"
/dev/mapper/centos-home: UUID="18d3e287-aec1-4e0b-8dd6-2b15e5b0e83e" TYPE="xfs"

↓これに注目
/dev/sdb1: UUID="596E-12D6" TYPE="vfat"

UUIDとTYPEを覚えておく。
/dev/sdb1: UUID="(あ)" TYPE="(い)"


5-2.設定ファイルに書き込む
解説
UUID=(あ) /mnt/storage1 (い) defaults 0 0

/etc/fstabの最終行に下記を追記する。
UUID=596E-12D6 /mnt/storage1 vfat defaults 0 0

注意:"(あ)"と"(い)"はダブルクォーテーションを外している事に注目!

# cat /etc/fstab

#
# /etc/fstab
# Created by anaconda on Wed Sep 23 04:28:52 2015
#
# Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk'
# See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info
#
/dev/mapper/centos-root / xfs defaults 1 1
UUID=2db331c9-bbaa-473f-ae9c-f3a31650d37c /boot xfs defaults 1 2
/dev/mapper/centos-home /home xfs defaults 1 2
/dev/mapper/centos-swap swap swap defaults 0 0
# ↓追記
UUID=596E-12D6 /mnt/storage1 vfat defaults 0 0


6.再起動する
# reboot


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┃補足
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デフォルトでやると、パーティション形式がFAT32になった。
FAT32はWindowsでも見れるので、USBを引き抜いて、WindowsのPCに繋げばそのまま使える。
ただし、FAT32のパーティションに書いたファイルに対して『chown』コマンドをすると、「ユーザ指定が不正」というエラーが出て実行できない。
Linux上での複雑なファイル操作を行うにはFAT32は向かない。

WindowsのPCに繋げばそのまま使える。というお手軽感より、Linux上でいろいろできる事を重視するなら、パーティション形式はLinuxでExt4とかにすればよい。