こんにちは。
今日はもうひとつの趣味であるトリッキング(tricking)についての記事です。
化学屋さんなら「慣用名」と言われた時、
「ああ、命名法則による名前ではないが名前として使えるやつね」
と、イメージしやすいと思います。それです。
trickingの技にも一応命名法則があり、例えばcheat720kickを1回捻るとcheat1080kickになります。(360°回転しているので720+360=1080)
本題に入ります。
trickingの基本中の基本の技に、「旋風脚」という技があります。
youtubeで検索すると出てきますが、この技はcheat360kickと呼ばれており、一般的にもこの名前で通っています。
この技を1回捻るのは少し難しいのですが、1回捻ると、
cheat900kickになります。
なんでやねーん!足し算どうなってんねん!!!
ってなると思います。自分も思います。因みに、最上級者になるとこの旋風脚を2回捻ることができるのですが、2回捻ったらcheat1260kickになります。
じゃあ最初の360kickの名前がおかしいじゃん!ってなると思います。名前をどうすればいいと思いますか?
簡単ですね。cheat540kickに直せばいいわけです。ただここで問題があります。
cheat540kickという技が既にあります。そうですね。最悪ですね。電流の向きをプラスからマイナスに定義してしまった、あるいは円周率を半径ではなく直径の何倍かによって定義してしまった、ぐらいに最悪です。
540kickは、先程の旋風脚のハイパー着地(蹴り技だと「カタナ」と言うらしいです)を実施したものになります。
おそらく、命名法則が確立する前につけられた名前で、あまり深く考えてなかったんだと思います。
自分はこの360kickの事を540kickと呼びたいのですが、540kickが別の技として存在する以上ややこしいので「旋風脚」あるいは「tornado kick」と呼ぶ事にしています。
黎明期に勢いでつけちゃった名前とか定義とかって放置されると後々面倒な事になっちゃいますよね。
多分新しく教科書を作るとかそういうことしないと直らないと思います。
そう言えばこの競技、日本ではそこまで流行ってないので技名でyoutube検索かけても出てこないことあるんですよね。もっと流行って。
おわり
國本 2021.6.15