阪神は横浜に5日は1対2で負けてビーズリーの6回1失点の好投も見殺しにしますが、6日は2対1で今季不振の伊藤将が7回1失点のサプライズで4勝目、7日は6対5で西勇の乱調で3点先制されながら横浜が失策で自滅していき9回裏の逆転サヨナラ勝ちに繋がりました。
この週の阪神は広島に2勝1敗、横浜に2勝1敗の好結果でしたが、先制点を許したら14連敗の不名誉な記録を6日に止めて、7日にも逆転勝ちして運も味方に付けてきた格好です。
7日は1点ビハインドの9回裏の二死満塁で代打原口の打球を横浜の右翼渡会がライトゴロにしようと一塁送球したのが暴投になり、走者2人が生還しての逆転勝ちという異例の展開でした。
渡会の一塁送球がドンピシャなら原口アウトで試合終了、もし渡会が本塁に返球していたら同点にされても逆転は阻止できていたシチュエーションでしたので、原口のあまりの鈍足が横浜のミスを誘発させた印象深い試合になりました。
阪神の若手野手は豊田が7日のスタメン3番のチャンスに3打数無安打、代打出場の野口がプロ初安打初打点をマークするなど、二軍落ちした森下に代わる右の外野手の競争に動きがありました。
豊田も現在二軍の小野寺と同様に出番に恵まれないうちに調子を落としたパターンなら惜しい気がしました。
打つべき人では、佐藤輝が復調気配なのに対して大山がチャンスで凡退して流れを断ち切る場面が目立ちますが、4番に誰を置いても打てないなら人柱的に(?)大山に任せていくしかなさそうです。