今週のキン肉マン。
ステカセキングは鬼教官スニゲーターに弱小超人呼ばわりされて立腹して、変身対決は「10回に一度くらいなら勝つことができる」と逆ギレします。
ステカセキングとスニゲーターのスパーリングが始まりますが、ウォーズマンに変身したステカセキングのパロスペシャルがスニゲーターの脱皮変身で難なくかわされて、スニゲーターの亀の甲羅のボディプレスの一撃でスピード決着しました。
医務室に運ばれたステカセキングは盟友スプリングマンとの反省会で「変身そのものではなく策に問題がある」と指摘されても、策は苦手だと弱音を吐きながら変身能力のすごさは「あんなワニ野郎なんて屁でもねえ!」と見舞いに来ていたスニゲーターの存在に気付かず大失言をやらかします。
スニゲーターは素手でリンゴを握り潰す握力でステカセキングの顔面にアイアンクローを喰らわせながら謝罪を受け入れ、差し入れの魔界のリンゴ(優しい!)をステカセキングらに振る舞うと変身の講義の続きを再開します。
スニゲーターは完璧なように見えるステカセキングの変身を「完全なるウォーズマンになりきれていない」と大きな穴があると指摘して次回に続きます。
ステカセキングの顔は単純なデザインですが、怯えや怒り、苦悶や不平不満などの表情を描き分けてしまう中井先生の画力は素晴らしかったです。
鬼教官が指摘するステカセキングの変身の大きな穴ですが、本物のウォーズマンが初手から必殺技のパロスペシャルを繰り出す筈もないので、ステカセキングのリング上で早く変身して早く必殺技を繰り出す単調な攻撃パターンが問題なのかもしれません。
必殺技はコピーできてもファイトスタイルなどの戦術面はおざなりで、内面はステカセキングのままなのもダメなのでしょう。
スニゲーターの言葉通り相手の予想を超えるのが変身の極意なら、掟破りの悪魔将軍(悪魔なら誰しもビビる)に変身するか、セコイ作戦ならカセットに中身とは違うタイトルを貼って意表を突く…とかでしょうか。
この短編はステカセキングがスニゲーターにスパーリングで勝たないと終わりそうもありませんが、ステカセキングがどんな手を使って鬼教官の鼻を明かすのかに注目ですね。