今週のガンツ。
玄野は自らの肉体を弾丸にして「英雄」の脳を破砕、遂に最後の強敵を倒しました。
最後の一人になった侵略者の軍人は自害して、宇宙船の自爆装置を起動させます。
宇宙船の内部が誘爆していく中で、黒い球で地球への帰還を試みる玄野と加藤でしたが、彼らが転送される寸前で黒い球が破砕。
やむ無く二人は非・宇宙用の飛行艇で宇宙船から脱出、そのまま大気圏を抜けて海に不時着します。
飛行艇はバラバラ、落下の衝撃でスーツも壊れた二人は生身のまま海上を漂い、迫り来る死を意識しながら言葉を交わします。
そして玄野は多恵、加藤は弟の歩を想います。
暫くの眠りから目覚めた二人は海岸近くに流れ着き、そこには大勢の人々と最愛の人が彼らを待っていました。
加藤は歩、玄武は多恵と抱擁を交わしてジ・エンドです。
連載13年の集大成としては無難な終わり方でした。
二人を出迎えたギャラリーが、一部を除いてオール吸血鬼のバッドエンディングでも困りますが…
「英雄」は不意討ちで倒されてしまい、彼の口から敗北宣言や玄野を讃える言葉は聞かれませんでした。
それが心残りです。