名古屋から中央本線の 特急しなの に乗車し、松本を過ぎて峠を越えて姨捨駅を走る頃、右手の車窓に信濃の街並みが俯瞰できるのである。

 

     

 

これは、鉄道好きであれば誰もが知る 日本三大車窓 のひとつであって、何度通っても感動を覚えるのだ!

 

さて、その姨捨とは おばすて と読むのてあって、民話などでで知られている うばすてやま も当地を指すのであるが、老人を山に捨てる棄老伝説があったのでは?とされているのです。

 

 

 

 

時代背景は江戸時代でしょうか…?

要は、人間は60歳になると働けないので役に立たない厄介者として認知され、特に閉鎖された村の中では口減らしの目的もあって、山奥に捨てられ衰弱して天に召されたのですが、これは後に 楢山節考 という題名でも映画化もされています。

 

     

 

 

 

ですから、かく言う私も江戸時代に生まれていたとすれば、 まもなく還暦を向かえる年齢 ゆえ、近々山奥へ捨てられたかも知れないのですが、まだまだ元気100倍アンパンマンとは行かないまでも、少し無理すりゃ元気そこそこ1.2倍位は動けるのです!

 

     

 

そもそも人間の心臓はおよそ50歳を超えると止まるようなので、60歳を過ぎればまあ 大往生 だった時代が長く続いたのでしょうが、少なくとも今の60歳で腰が曲ったような方を見ないのは、それだけ栄養状態が飛躍的に良くなった裏返しでもあるのでしょう。

 

 

 

 

さて、そんなこんなでまもなく60歳を向かえる私と同期と申しましょうか、芸能人なんぞに誕生日が近い方も大勢いらっしゃいますので、少しご紹介してみましょうか?

 

まずは、大阪市立住吉第一中学校出身で 花の80年組 の一人としてデビューしたのは、河合奈保子さんです。

 

     

 

最近は露出度もめっきり少なくなってしまいましたが、私と高校時代に同じクラスだった子が、彼女と中学校時代に同じクラスだったご縁もあって、出来るだけ有名になってほしいとの願いもあったため、 ザ☆ベストテン やラジオ番組にリクエストのハガキを書くのをずいぶん手伝わされましたね!

 

 

 

で、同じ大阪出身での括りで言えばハイヒールのモモコさんも同級生ですね!

 

     

 

何かね… 

パッと見、坂田利夫師匠が女装したんちゃう?と錯覚しそうですが、元職場の同僚の親しい友人だったため、過去の彼女の武勇伝を随分聞かされましたね!

 

 

 

あと、同級生という括りで最近やたらと鼻息が荒いのは、「火付けてこい」で有名になった元明石市長の泉房穂さんでしょうか?

 

     

 

誕生日が近いのは出川哲郎さんですかね…

 

     

 

 

 

そして、最近は介護の方に重きを置かれているものの、1982年に「マイボーイフレンド」でソロデビューをされた 北原佐和子さん を忘れては叱られますね!

 

     

     

もちろん彼女も誕生日が近い同級生の括りになるのですが、失礼ながらあまり歌はお上手とは言えませんでしたが、後に女優として大活躍をされていて、今も元気バリバリで活躍されていますね!

 

 

 

さて、こうして見てみますと錚々(そうそう)たる面々でもありますが、彼らが今でも第一線でバリバリ活躍していることからも分かるように、今の 60歳はひと昔前の50歳くらい元気がある のでは?と思うのです!

 

と言いますか、この年齢に達したとは言え背負うものがあったり、はたまた夢を実現したい欲があったりと理由は様々あるのでしょうが、かく言う私でもあと10年くらいは働かないとやって行けない現実があるのです。

 

     

 

 

 

もしもの話しね…

もしも大正時代に生をうけていたとすれば、間違いなく戦争に駆り出され、若くして天に召したかも知れませんね?

 

     

 

 

あと災害や事故に巻き込まれたりね…

幼少の頃はため池なんぞもそこかしこにあり、そこで溺れて亡くなった子や、交通戦争 と言って今のように歩道なんかも完備されていませんでしたから、車に轢かれて亡くなった子も居て、ある日突然机の上に花束が置かれていたこともありました。

 

     

 

けれど、私はたまたま本当に偶然に昭和39年という平和で穏やかな時代に生をうけたために、ここまでやってこれたことにまずは感謝しなければならないと思うのです。

 

そして、これからはこの国に何かを求めるのでは無くて、この国のために自分は何が出来るか?という発想の転換も必要かも知れませんね!

 

 

 

 

まだまだ老いてはいないと自分を奮い立たせるけれど…

でも、実際は年々弱っているのも百も承知だけれど…

出来ることなら大勢の足手まといにならないよう、ささやかに生きて行きたいと思う今日この頃なのです。