関西の玄関口として賑わう 関西国際空港 は、近年いわゆる「インバウンド」の需要が旺盛で、これに伴って大阪~東京の旅客流動も活発である。

 

ただ、その区間で圧倒的な輸送量を誇る 東海道新幹線 に対し、安価な輸送手段として 夜行バス も存在していて、これまた週末には増便を出すほど人気があると言う…。

 

 

 

 

さて、そんな中…

 

弊社の新しいパートナーでもある あじさい観光 は、元々堺市に貸切バス事業者として誕生しましたが、

 

 

新たに りんくうタウン~木津市場(なんば/大国町より徒歩圏)~池袋BT 夜行バス運行を開始しました!

(敬称略)

 

 

12月13日より運行が開始され、まだまだ新しい路線であるのに加え、大阪側の夜行バスターミナルでもある 梅田・なんば・阿部野橋(天王寺) を経由しないというハンディがあるにも関わらず、すでに満席に近い日も多いようです。

 

 

 

それと、当初の車両は2×2列の観光バスタイプでしたが、順次前席との間隔が広い、10列の ゆったりシート車 への置き換えが進んでいて、2人交代での運行がされているようです。

 

 

 

ところで、私の若い頃には夜行バスはまだ一般的な輸送手段ではなく、同区間には唯一 国鉄ドリーム号 がありましたが、ひとつだけ難点がありました。

 

 

 

それは、到着地が巨大なターミナルであるがゆえ、早朝に到着すると、食事や休憩する場所に困るんですね!

 

すなわち、例えば 東京駅 に到着たとしても、早朝に営業しているお店を探すにも規模が大きすぎて、どの方向に行って良いかが分からないし、バス停の待合室に長時間も居れないし…?

 

もちろん、このルートも東京側は同じなのですが、大阪側の経由地を 木津市場 としたところに、大きなポイントがあるのです。

 

 

 

 

前述のように、木津市場は 地下鉄大国町駅から徒歩5分 程度の距離にありますが、巨大ターミナルからひと駅離れているだけで、駅周辺にはコンビニなどが密集しています。

 

加えて、卸売り市場ですので平日は早朝から開いているので防犯上も有利であるのと、市場のスタッフさん向けに早朝から営業している飲食店が、バス停のすぐ近くに沢山あるんです!

 

 

 

まあ、朝から「海鮮丼」は贅沢ですかね…(笑)

 

 

他に 太平の湯 という銭湯も併設されているのも、木津市場の特徴なんです!

 

 

すなわち、忙しいビジネスマンならとも角、到着地で長旅の疲れを癒すスポットが皆無に等しい夜行バス路線において、早朝から深夜まで開いている銭湯があることは到着はもちん、出発する時もゆるりと時間を過ごせるというメリットもあるのです。

 

 

 

(入館料750円  休憩スペースあり)

 

 

さて、この運行計画はかねてより耳にしていましたが、あえて混雑する大阪側のターミナルを避け、長距離旅客には有難いスポットが密集する 木津市場 を経由地にした戦略が見てとれますね!

 

 

皆様のご利用をお待ちしております。