先日の10日に、 2017年 堺市市長選挙 が告示され、現職と維新の会が、真っ向から競い合う構図があって、互いの舌戦も激しさを増していますね!
そして、チラシはとも角として、通勤途中に通過する「北花田駅前」でも、日替わりで各候補の応援団が集結しているのですが、よくよく公約を見ても聞いても、大きな違いが無いんです…?
すなわち、互いが こっちの水は甘いぞ作戦 のオンパレードで、とにかく補助金をばら撒くことに終始していて、市民の大半は飽きれかえってることに加え、現職の竹山市長の市政運営に大きな欠点が無いことで、他者の 隙を突くことが得意な維新 としても、どうも攻めあぐねている感が強いのも、今の実感なのです。
ただし…
ツイッターなどのSNSを観ていると、いわゆる維新の勢力が絶大で、現職をボロクソにこき下ろしているのですが、そのひとつに 古狸か イケメンか? という件を見つけて、思わず爆笑してしまいました!
前述のように、公約で大差が無い現状をして、その他で戦いを挑もうとしているのですが…?
いやはや…?
対する、 永藤候補はイケメンですか?
(左から、松井大阪府知事、永藤候補、吉村大阪市長)
ある意味で、私にはこう見えたりもしますが…?
彼をイケメンと言うならば、私は 超イケメン に入るんじゃないかな?
と言うか、それが論点なんですかね?
さて、新聞各紙でも特集があったりして、市長選が盛り上がることは喜ばしいのですが、先日の読売新聞に、こんな記事がありました…。
我が国で徐々に浸透しつつある「世界遺産」を巡り、是非とも堺市などに点在する 百舌鳥・古市古墳群 を認定してほしいのだけれど、これが7月末に国内の推薦に昇格したのです!
まあ、元々核になる観光スポットがないので、これが認定されればインバウンドを含めて、新たな観光客を呼び寄せることが出来ると踏んだのでしょうが…?
ただ…
これを全国的にPRするために、東京の山手線に登場したラッピング広告がコチラなのです…。
なんじゃこらぁ~~~~~~(怒)
大阪の恥!
堺の恥!
おまけに、下品きわまりない広告の料金が579万円であって、自腹ならまだしも、血税を投入するのに、いったい誰がOK出したのか?
松井か竹山か?
そして、そしてだ!
肝心の仁徳天皇陵を含めた古墳群は、市街地のど真ん中にあるので、すぐ脇まで住宅や工場などが乱立していて、とても観光客を呼べるような雰囲気じゃないし…
あまり詳しくは無いのだけれど、天皇家の墓が古墳だとしても、中に入ることも出来ないし、そもそも誰が好き好んで墓を見に行くのだろうか?
おまけに、これに関連する施設を建設するのに、またまた45億円の血税を投入し、 観光客向けのはこモノを作ると公言するのが現職 だと言うのだから、開いた口が塞がりませんね!
要は、それは表向きのポーズであって、中身は役所を退職したOBの受け皿をどんどん増やしていくだけの市政であるのなら、まだ少しは 維新の言っていることがマシ じゃないかな?
例えばね…
あくまで私見だけれど、元々大相撲の大坂場所がある時は、その宿舎や稽古場として堺市が多く選ばれていたのですが、近年は他市に移転するところがあると言う…。
もちろん、企業などを含めたた「タニマチ」の存在が活力を失っている裏返しでもあるのだが、残った稽古場をもっと開放できるように、行政が角界に働きかけても良いんじゃないかな?
少なくとも、堺市に20年以上住んでいて、そんな情報は一度も耳に入ったことすら無いし、もしもそれが広く実現したのであれば、たった一時期になるけれど、それでも海外から大勢の観光客を呼び込めると思うんですよ!
モノのはじまりは堺 という過去の栄光にばかりしがみ付いているのでは無くて、古墳なんかに大金を使うのもひとつの方法だけれど…
かつては 大坂相撲 というのが存在していた歴史も顧みつつ、相撲の雰囲気を気軽に見学できるのならば、日本のどの街よりも 「堺に来てください!」 という土壌を作りつつ、それを世界に発信していくのも、ひとつの手じゃないだろうか…?
それにしても、全くもってして新しい発想が微塵も見えてこない、堺市市長選挙ですな!
ケッ、ケッ!