「鉄ちゃん」という言葉が市民権を得つつあるように、ここ数年で鉄道ファン人口が増えたようにも思うが、それを追うかのごとくJR東日本や東海などには新しい鉄道博物館が出来て久しいが、つい最近は 京都鉄道博物館 がOPENしている。

 

さて、大阪に住む私からすればこの京都が一番近くて新しく、内容も一番充実していそうだが、元々 美味しいものは後に採っておくタイプ なので、まずは名古屋にある JR東海 リニア鉄道館 を訪問してみることにした。

 

 

 

 

ただこうなると、その行程を組むのも、ひとつの楽しみであるが…?

 

下の図をご覧いただこう!

 

 

博物館があるのは名古屋の臨海部分であり、 早さを優先するのなら当然「新幹線」 であって、便利な1dayキップというのを利用すると、こだま号往復+入場券で10800円である。

 

つまり、最寄り駅の北花田から新大阪まで+乗換え待ち時間が60分…

こだま号が約1時間少々…

名古屋からの「あおなみ線」への乗換え待ち時間が50分とすると 約2時間 である。

 

 

 

ただ、事前に購入するここと、帰りの指定席も同時に予約する必要があって、これだと館内で楽しむ時間に制約がかかってしまうので、あっけなく脚下する。

 

 

 

ならば、次に便利なのは 近鉄名阪甲特急 の利用であり、金券ショップの回数券を使えば、なんば~名古屋が往復7000円である。

 

で、なんばまでの乗換え待ち時間が40分で、名阪間が約2時間少々に、上記の50分を足せば 約3時間半強 であろう?

 

 

しかし、新幹線も近鉄も一旦名古屋へ入り、そこからさらに「あおなみ線」で南下するというルートしかとれず、何だか迂回しているような気がしてきた…?

 

 

 

 

そこで、車での経路を検索してみると、自宅~松原JCT~西名阪~名阪国道~東名阪~伊勢湾岸を通れば、最短 160kmの距離 であり、ETCの通行料と燃料を入れても往復で7000円程度ではないか!

 

 

つまり、我が軽トラで80km/h巡航、途中1回休憩を入れても 3時間もあれば十分到着 が可能であり、現地での時間制約も全くないのであった。

 

 

 

 

と言うことで、前置きが長くなってしまったが、ここは迷わず車で訪問することにした。

 

天理から名阪国道へ入り…

 

 

ちょうど半分のところにある、プリマハムの工場近くの路側帯に車を停め…

 

 

 

いちびり(大阪弁→はしゃぐの意味)のごとく、敷地内にある珍車 プリマ号 をカメラに収めて満足し…?

 

 

 

右手に「長島スパーランド」を見ながらしばらく走り、名港中央ICで降りればスグであった。

 

 

ところで、名古屋の臨海部であるがゆえに殺風景さは否めず、おまけに単に外観だけ見ると何の施設かは不明だが、紛れもなくここが博物館なのである。

 

 

ただ、訪れたのがたまたま月曜日の開館直前だったので、ほとんどお客が居なかったと言うか、混雑が嫌いな性分なのでわざわざ平日にしたのであるが、入場料は1000円也を購入すると徐々に 血圧が上がり興奮状態 に入ってきたのが自分でも分かるのだ!

 

 

 

それと、写真では判別できないけれど、入場ゲートの壁にある青いイルミネーションは、実は 東海道を走る(走った)列車達 がバックライトで浮かび上がっていて、下から蒸気機関車の平和号?に…

151系こだま号…

0系ひかり号…

最上段がリニア新幹線になっている。

 

 

 

 

さて、そろそろ開場時間となりましたので、一歩入ってみると…?

 

 

きたぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~!

 

いきなり血圧200超え!

 

 

 

こここここ、これは東海道を走った蒸気機関車C62に、700系のモデルとなった300X新幹線に、リニア新幹線やないの!

 

おまけに、あえて真っ暗な空間鎮座させ、あえて浮かび上がるようなアッパー照明がされているので、入館していきなりのプロローグに大きなインパクトを与えることに成功してますな!

 

天晴(あっぱ)れです!

 

 

 

しかし、このホールを抜けて次へ進むと、すでに鼻血ブーになるのであった…。

 

つづく