先日ご来店いただいたお客様は、20年ほど前にたてた 看板を撤去してほしい とのご依頼でした。
当然ながら、新しく取付ける看板があれば、その反対に役目を終えるて撤去されるものもあるけれど、ここで注意しないといけないのは、他社が取付けた看板ほど撤去しずらいのである。
すなわち、どのように固定しているのかが分からないので、下手して請けたものの、現場へで出向いてバンザイしてしまうこともままあるからである。
ただ、今回のお客様は事前に撤去する看板の写真を持参されたので、 「まあ、この程度ならなんとかなるかな…?」 ということで、現地に向かいました。
さして大きな看板ではありませんが、慎重に作業を進めます。
ただ、いきなりポールを根元から切断して倒すのではなく、まずは看板本体を撤去するために、どこでどう固定されているのか?
どのビスを外せばバラバラにできるのか? を、あれこれ考えながら作業を進めます。
さて、撤去した看板を睨みながら、 「どんなもんだい!」 と自慢げに胸を張るのは、相方のK親分です。
で、次は看板本体を支えているフレームを撤去し、ポール牧 → ×
ポールだけにします。
そして、ここからが本番で、地中に深く埋まっているポールの根元を掘り返します!
ただ、どのような方法で地中に固定されているのかが、掘ってみなければ分からないのと、水道管などが通っていることもありますので、ムチャクチャは出来ないのです。
ある程度根元を掘削し…
出てきた鉄骨などを切断し…
固まったコンクリートを、これまた はつり機 という道具で削っていきます。
で、完成と言いますか、撤去後の姿がこちらでございます!
さて、作業自体はこれで完了なのですが、作業場に戻ってからもうひと仕事が待っているんですね…?
と言いますのも、持ち帰った残材を 鉄骨 プラッチック その他の産業廃棄物 に分別し、各々の施設へ持ち込んで処理してもらっています。
まあ、適当に粉砕して投棄する業者もあるそうですが、看板には名前(屋号)が入っていることに加え、ひいてはこの事でお客様に迷惑がかかってはダメですので、弊社ではそのようなことはしておりません。