2014年10月1日は、東海道新幹線が開業して 50周年 になる目出度い日なのだが、どうやら食品などを中心に 値上げラッシュの日 でもあるので、そのニュースだけが大きく報じられている。
ただ、価格が改訂されれば看板も変わるので、看板屋にとっては少なからず恩恵を受けるので、文句は言わない!
と言うことで、昨夜は大手看板屋のお手伝いで、某中華料理チェーン店の価格改定作業に伺いました。
もちろん、作業は閉店後です。
ですから、最後のお客様が退店しますと、店頭に「仮設作業スペース」を確保して作業に入ります。
で、私のチームは作業員が3名で、3店舗を回るのですが、一旦全ての看板を外し、既存の意匠や価格などを全て剥離(はくり)します。
根気のいる作業が続きます…
アクリル板などを洗浄し、新しい意匠を貼ると出来上がりですが、言わばこの作業の繰り返しです。
また、お店によって形状はもちろん、取り付け方法も全て異なるので、慎重の上にも慎重を重ねて作業を進めます。
ただ、2店舗目… 3店舗目を回る頃には、すでに体力が限界に近づきますが、そこは仕事ですので気合を入れて挑みます。
それにしても、この中華料理チェーンは、元々価格設定が低めでしたので、値上げしたといってもまだまだ割安感がありますね! 美味しいですし!
さて、タイムリミットの朝6時までに全てが完了しました。
ところで、理由はいろいろあるけれど、毎度毎度… 原材料や人件費の高騰などという言葉には、素直聞き飽きましたね!
もちろん、中には便乗値上げなんかもあるでしょうが、私達の業界では、ここ数十年価格が上がるどころか、どんどん価格が下がってきているのが実感です…(汗)
ですから、今後の財布のヒモはどんどん固くなって来るでしょうね!
値上げをして賃金に跳ね返れば問題ないのだけれど、それが全く無いんですね。
だから、 景気は上向きつつある とマスコミは盛んに言うけれど、世界を相手にしているごく一部の企業の一部の人だけてあって、その他大勢は その実感が無い と思うのです。
ちゃいますか?
ピラミッドの頂点の一部が潤ったところで、100000%消費は拡大しないわけで、それを支える私達が潤ってこそ、消費が拡大して景気が回復すると思うんです。
いくら枝葉が綺麗であっても、その根っ子が腐っていては、いずれその大木は崩壊してしまうんですから…
安倍さん!