我がパートナーでもある 日本城バス の虎の子とも言える「ゼブラバス」を修復してきました。
と言いますのも、飛び石が原因で 「前面に大きな凹みが出来た」 との情報は、風の便りで私の耳に入っていましたが、大したキズではないので、板金で修復できるとタカをくくっていたところ、ラッピングを剥離(はくり)して再塗装しての出場でした。
となりますと、このまま前面ラインの無い 丸坊主状態 では走れません…(汗)
しかし、ラッピングの依頼があったのが午後4時半…
「明日の朝から走るので、今日中にラッピングせよ!」との、社長からの指令電話でした。
まあ、いつものパターンですが、お客様の了解を得て現場作業を途中で放棄し、作業場に戻って材料の手配とカット作業に入ります。
ただ、車庫に照明があるとしても、やはり夜間の作業はやりづらいので、日没の7時がタイムリミットである。
いやはや、できるかな? ではなく、 やるんだよ! である。
材料をカットして到着したのが、午後6時前…
丸坊主のゼブラが停まっていた。
さて、作業の開始である。(もちろん、私ひとりで作業)
まず、ベースとなる横ラインを貼ります。
馬蹄形のようなRラインは、残っている下部のラインと接合させるために、水で貼ります。
こんな感じです。(前回のマイナーチェンジの画像)
ここまでで、約半分の行程ですが、私の血が美味しいのか?
大量の蚊が襲ってきます!
ヒェ~~~~!
ところで、どこかの「ゼブラバス」は、車体がほぼ平面のバスを選んでフルラッピングしていますが、このローザを含むマイクロバスタイプは、前面が球体になっているので施工が難しいのです。
要は、ボールに真っすぐラインを貼るようなもので、なかなか上手く行きません。
かと言って、カット材料だけを渡し、他の業者に施工を依頼しても上手く行かないと思います。
と言うのも、私もツーマンの現車を見た記憶はありませんが、鉄道やバスの塗り分け(昔は塗装だった)図面などでは決して表現しきれない 微妙な風合い があるんです。
なので、単にラッピングすれば良いのではなく、上手くは言えないけれど、 好きやなかったら出来ん と思うんです。
さて、ほとんど太陽も沈んでしまいましたが、最後の追い込みです。(残材もちらかり放題ですね!)
ゼブララインを貼り、余分な部分をカットすれば完成です。
施工1時間半!
必死のパッチでしたが、何とか間に合いました…(汗)
ところで、先日入った新車のコースターと、改修中のLPGコースターは天美ルートで、
そして、この「330ゼブラ」と「シビリアン似せゼブラ」は瓜破ルートに封じ込め運用のようです。