以前のブログでも書きましたが、今の看板意匠のほぼ9割以上がペイントでは無く シール で出来ています。
ですから、看板屋は昔のように筆とペンキを用いるのではなく、データを出力して貼ることがメインの仕事となっているんです。
さて、この春より新たな道に進まれた方もいらっしゃる反面、終焉を迎えられた方もいらっしゃるのと同じように、看板も開店のために新しく取付けるモノもあれば、閉店によて撤去されていくモノもあります…
と言うことで、先日の現場はこの後者の方でした。
ただし、今回のお店は「業務拡大」により移転することと、看板本体がビルの所有物でしたので、本体はそのままにして 文字だけをはがす 内容です。
施工前の風景です。
約10mと横に長い看板ですので、脚立を使って手作業で文字をはがしていきます…
必死のパッチ!で、半分まできたところです。
シールを短冊状にカットして、手作業ではがしている様子です。
チビチビと結構根気のいる作業です…(汗)
後は、シールの糊や汚れた部分を洗浄すれば完了です。
ところで、同業者の中にはこう言った 看板撤去 を極端に嫌うモノがいます。
もちろん、新規の方が利益になりますし、達成感も雲泥の差がありますので、わからない訳ではありませんが、弊社は自身の技術で対応できて時間があれば、喜んでお請けするようにしています。
仕事の選り好みはしません!
そう言えば先日…
ええ歳こいたニートが、「自分のやりたい仕事が無いから…」と、テレビのインタビューに答えていましたが、やりたい仕事や達成感のある仕事は、そう簡単にゴロゴロとは転がっていませんね!
いや、たとえ「やりたい仕事」に就いたとしても、ほとんどは下積みであって、本音では嫌なことがたくさんあるのが現状だと思うんです…
でも、ずっと雨が続くから つかの間の晴れが有り難く感じる のであって、晴ればかりが続いても楽しくも何ともありませんね!
そう!
やっと春が来たんですから、いろんなことにチャレンジしないとね!