日本の自動車には「車検」というのがあって、決められた時期が来ると検査が通るように、老朽化した部品は交換しなければならない。


しかし、看板にはそう言った制度が無く、いわばオーナー様がいかに看板に関心を寄せていただき、定期的に手を入れていただくことで、大きく寿命が変わってくるのである。






と言うことで、先日の現場は大手看板屋のお手伝いで、京都府の某所で作業をしました。


内容は、鉄骨の自立看板が錆びてきているので、ペンキの塗り替えと意匠の新調でした。


まず、錆ている部分の汚れを落とし、錆止め塗料を下塗りし、最後に上塗りで仕上げていくという根気のいる行程です。



大阪 堺・松原の看板屋 スマイルサイン奮戦記


ところで、写真のように刷毛を2本も持っているのは、鉄骨の太いところと細いところをスムーズに塗るためで、決して欲張っているわけではございません!


さて、この上塗りが完了すれば、前工程の半分まできたことになりますので、後は古い看板パネルを撤去して新しいパネルを取り付けていきます。



大阪 堺・松原の看板屋 スマイルサイン奮戦記



最後に、意匠を貼り付ければ完了です。


パネルの養生シートをめくっている K親分! ですが…


私が写真を撮っていると、鬼のような形相で 「何やっとるんや! 手伝わんかい!」 と、どなりちらしておりました。(あ~恐)



大阪 堺・松原の看板屋 スマイルサイン奮戦記



さて、塗装をすることで塗膜が雨をはじき老朽化を防ぐことができますし、併せて意匠も更新しますと新品のような美しさし戻ります。


もちろん、初期投資と比較しますと価格は抑えられていますし、より長期に使用できますので コストパフォーマンス に優れると思うのですが…





現状は、放ったらかしの場合が多く、錆びて朽ち果てた看板を見ますと、看板屋として胸が熱くなりますね…