大分県杵築市 永松市長ご来社
先日、大分県杵築市の永松市長がDMG大阪本社に来社されました。
杵築市にはDMGのCRMセンターがあり、また昨年に特産品販路拡大対策事業を受け、地元杵築の事業者様を対象に通販道場を実施するなど、杵築市とDMGはとても深い繋がりがあります。
(杵築城)
永松市長とDMG田村は約1年振りの再会。現在、杵築市が抱える問題について語って下さいました。
杵築市の人口は約3万人。面積は280k㎡と広く、山間部の集落も数多くあります。過疎地域に一人で暮らすお年寄り(独居老人)に対し、自治体による見守りの重要性を感じておられます。
暖房器具として冬に石油ストーブを使う家も多く、一人暮らしのお年寄りが灯油を運んで自宅のストーブに給油するのは至難の業。農協やスーパーが宅配サービスをやっていますが、「見守り」にはなっていないのが現状です。
また、認知症のあるお年寄りでもみかん畑や茶葉の収穫のお手伝いの即戦力になる可能性があり、その労働力を活かした仕組みを作りたいとの事でした。
もう一つは、家庭環境に問題がある子供の受け入れ態勢についてです。
施設は18歳になると無条件でそこを出ていかなくてはいけません。県外で働いてもうまくいかず、地元に帰ってくる若者も多いそうです。その若者達に農業を通じて労働だけではなく、人と人とのふれあいを感じて欲しいそうです。農業に従事するお年寄りが「ジョブコーチ」となって若者に仕事を教え、若者は仕事を通して働く喜びを実感することができます。
永松市長はこういった地方の現状を訴えるとともに、企業の支援が必要だとおっしゃっていました。特に独居老人の「見守り」は企業のCSRとして、力を貸してほしいとの事でした。
宅配やガスなど、日頃から消費者と関わる企業が自治体と組み、地方の問題に前向きに取り組んで欲しいと強く感じました。
(株)ダイレクトマーケティンググループ
広報担当 ウェブチャレンジ編集長
(株)コーデ 代表取締役
日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート
占部恵子


