大分県姫島村の特産品と兵庫県家島のえびカレー | Direct Marketing Business Challenge~ ダイレクトマーケティングビジネスチャレンジ~

大分県姫島村の特産品と兵庫県家島のえびカレー

大分県姫島村は国東半島の北部、国東市伊美港から船で約20分、瀬戸内海西端の離島で人口約2,000人が住み、車えびやたこ、かれいなど活きのいい魚が水揚げされている海の幸が豊富な村です。
一方の家島は兵庫県の南西沖、播磨灘にあり家島諸島の中核をなす島。
漁業はもちろん磯釣りのメッカとしても知られています。
今回は両島で商品開発された地域を代表する特産品をご紹介します。


姫島といえば「車えび」。
養殖もさかんで「姫島車えび」の名は全国に知られています。車えびを使った「えび塩」や「かりんとう」、「しゅうまい」など商品も豊富ですが、車えび以外でもたくさんのお勧めしたい特産品がありました。


一つは、「姫ひじきの佃煮」。
姫島のひじきは、12月の寒の入りの新芽だけを、2日間のみ収穫。これが1年分となります。
3時間じっくり煮詰めて作り上げた佃煮は、磯の香りが食欲をそそり、ふっくらとした食感と旨みはご飯にとてもよく合いました。栄養価も高く、おにぎりの具やお弁当の脇役に重宝しそうです。








もうひとつは「さかな味噌」。
姫島で水揚げされた「カナガシラ(金頭)」という魚を使っていて、やはりご飯のお供にお勧めです。 
ホウボウ科の魚、カナガシラは文字通り頭が固く、また小骨が多いという理由で市場に出回ることが少なく、水揚げされても捨てられることが多かったそうです。
しかし地元の主婦が、「捨てるのは勿体ない」と考え、この商品が生まれました。
子供にも安心して食べてほしいとの想いから骨は全て丁寧に取り除き、まさに主婦目線の商品開発が成功を収めました。
テレビなどでも取り上げられ、一躍全国区の有名商品へと成長したそうです。 
味は魚臭さなどはなく、お味噌のコクと魚の旨みがあり、とても美味しい一品です。 
また、「ふりかけ」もあり、よりリピートしやすく消費者の食シーンに馴染みやすい商品と言えます。





主婦のアイディアと行動力に感心するストーリーでした。





兵庫県家島の名物「家島えびカレー」は、何と地元の家島高校の生徒さんが企画に参加した商品です。
家島の新たな特産品を作ろうと、高校生と漁協が共同で商品開発をして生まれました。





地元で獲れる小エビを使い、県産の人参やじゃがいも、玉ねぎを取り入れ、
化学調味料不使用。
具材が大きくカットしてあり、食べ盛りの高校生も満足のボリュームのあるレトルトカレーです。
ルーはスパイシーで辛さもしっかり備わっていて大人も楽しめます。





地元の高校生を巻き込み、皆が一丸となって地域活性化に取り組むことは、地元が元気になる要因に繋がります。 
地方には、まだまだ世に出ていない産品がたくさんあり、その価値に気が付いていない生産者も多いのではないでしょうか。

商品力を磨き「売る力」を付ければ、地方にはヒット商品になる逸品がまだまだ隠れているかもしれません。





DMGは売上の一部を国際NGOジャパンプラットフォームに寄付しております。



(株)ダイレクトマーケティンググループ 
広報担当 ウェブチャレンジ編集長
(株)コーデ 代表取締役
日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート
占部恵子