ラーメン店が仕掛ける顧客囲い込み戦略
DMG社員行きつけの埼玉県にあるラーメン店は、会員登録をすると週末にかけて無料のギョーザ券が配布され、お客様の来店に繋げています。
気持ちも財布も緩みがちな“週末”にターゲットを絞り、CRMを展開するラーメン店を取材してきました。
会員登録は店のテーブルに置いてあるチラシに記載されたURLとバーコードから携帯で登録。会員は「モバ麺」会員と名付けられ、店舗を統括する本部から一斉配信されるそうです。
サービスの内容は全店舗同じ。人気の“ギョウザ”は「週末」や「連休」に号外という位置付けで配信しリピートを促しています。
ちなみに毎週水曜日は麺が50円オフのサービスをメルマガで配信。ほぼ定期的にメールを送り顧客の囲い込みを怠らない企業努力に感心しました。社内にCRM部門を設けているのかもしれません。
メルマガで囲い込みながらも、マンネリ化しないようにトッピング無料券や大盛りサービスなど、サービスの幅が広いと来店回数も増えるかもしれません。
顧客とコミュニケーションを取りながらLTVの向上を図る戦略は、通販に限らず飲食店の様なサービス業も必須の取り組みです。また、このお店の最大のCRMは電話口に出た女性スタッフだと思いました。
ハキハキととても明るい声で、会員登録について色々と教えて下さいました。
最後は「また何か解らない事があればお電話下さい」とまで仰ってくださいました。
ちょっとした事かもしれませんが、電話対応でリピートするかしないかが決まる瞬間もあるのだと思いました。
メルマガだけでなく、DMやFAX、アウトバウンドコールなど様々なCRMの手法が
ありますが、他店と差別化するためにも顧客の来店回数や最終来店日(来店間隔)を分析し、その違いでCRM戦略を練ることも大事なのではと思いました。
(株)ダイレクトマーケティンググループ
広報担当 ウェブチャレンジ編集長
(株)コーデ 代表取締役
日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート
占部恵子
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