ホテル日航福岡「オリジナル佐賀牛ビーフカレー」 | Direct Marketing Business Challenge~ ダイレクトマーケティングビジネスチャレンジ~

ホテル日航福岡「オリジナル佐賀牛ビーフカレー」

九州大学ブランド牛QBeefのレトルトカレー商品開発をするにあたり、様々なタイプのレトルトカレーを食べてきました。

大阪・北新地の居酒屋が出しているルーの色が黒いレトルトカレーや、印度カレーをヒントに商品開発したスパイシーなカレーなど個性が際立っているものがある一方、食べてみると意外と平凡で特徴がないものもあったりと様々です。


今回はホテル日航福岡のオリジナルカレー「佐賀牛ビーフカレー」1食1,000円を選択。ホテル内のレストラン「セリーナ」のシェフ監修のもと、「佐賀牛の本当の美味しさを引き出すために作りました」との触れ込みです。


「究極のレトルトカレー」をコンセプトにしたホテル日航福岡自慢のカレーを、レストラン「セリーナ」で購入。自宅にて試食してみました。

パウチを開封すると、ブイヨンの効いたいい香りが漂ってきます。商品案内によれば、佐賀牛に合うカレーを、レトルトカレーとして完成させるまでに要した期間は約18か月とのこと。玉ねぎ、トマト、ニンジン、ピューレ、リンゴジュースなどの野菜や果物のほんのりとした甘みを加えることで、佐賀牛の旨みが引き立つよう工夫されています。


一口食べてみると、ルーに甘みとコクを感じます。佐賀牛の旨みやボリュームもあり、1,000円も納得の価格です。好みもあると思いますが、強いて言えばもう少し辛さが欲しいとも思いました。


また、ホテル内のスタッフにカレーの味について尋ねてみても、誰も答えられず、ホスピタリティに欠け残念な気持ちになりました。帝国ホテルでは、持ち帰りの商品の問い合わせは全て一本化され、コールセンターまである徹底ぶり。店外売上は重要なマーケティングになるので、スタッフの教育も含め見直すことも大事だと感じました。


色々なタイプのレトルトカレーを食べてみて、商品に対するこだわりのポイントや味の違いがそれぞれ出ていて大変勉強になりました。


QBeefレトルトカレーも、QBeefの赤身の旨みを最大限に引き出した美味しいカレーを作り、同時にQBeefの社会貢献度の高さにも消費者に注目していただくきっかけになればと思います。



ビジネスチャレンジ編集長
(株)コーデ 代表取締役
日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート
占部恵子