「機能・エコ・利便性から選ぶ 容器展」
4月23日(水)、大阪産業創造館(大阪市中央区)で、「機能・エコ・利便性から選ぶ
容器展」が開催されました。
化粧品・飲料・日用品など容器の差別化で商品に付加価値をつけることを目的に、28社ものメーカーや加工を行う企業が出展、自社の容器に課題を持つ企業とのマッチングを目的とした展示商談会です。
展示会場は大混雑。
1970年創業の老舗、武内容器(株)は、化粧品・食品・薬品の容器を扱っているメーカーです。
化粧品の容器を「100個」という小ロットで対応でき、初期費用を抑えたい企業にとっては注目のメーカーです。全て国産の容器を使用し、様々な容器シリーズの中から選ぶことができるので商品ラインナップの幅が広がります。
(株)ベル開発では、不織布のトレーや容器を出展。
軽く、成形性や通気性にも優れ、苺やトマトなど果実の品質保持などに適しています。
接着剤や染料などを一切使用しないので環境にも優しい商品です。
画期的なのが(株)ホワイトマックスの「エンバランス加工」という特殊な加工技術を用いた商品。
エンバランス加工とは、ミネラルを含んだ良質な水とプラスチックの原料を水熱化学の理論を用いて反応させたもので、日本とアメリカで特許を取得。
特徴は、食品の鮮度保持、栄養素の保持が可能であること。食品の味と栄養に好影響を及ぼすエンバランス加工の商品は家庭でも活用できそうです。
今回の容器展は、環境や小ロットにこだわった容器を扱う企業が多いのが特徴でした。
安全性や機能性は重要ですが、「お年寄りでもキャップが開けやすい」など消費者目線の商品企画に今後期待したいと思います。
ビジネスチャレンジ編集長
(株)コーデ 代表取締役
日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート
占部恵子





