さっぽろオータムフェスト2013(後半)
出張中に出会った札幌&小樽の気になるレストランと、その土地で頑張っている料理人をご紹介いたします。まずは札幌で絶対に外せない北海道ビール、サッポロクラシックと道産のじゃがいも、キタアカリのフライドポテトを堪能。
ポテトでさえ塩だけでこれほど美味しいとは、北海道の食材は何でも新鮮で感動です。
こちらはすすきのにある「成吉思汗(ジンギスカン)だるま」。
昭和29年創業の老舗です。たっぷりの玉葱とネギ、そして分厚いジンギスカン。タレにはたっぷり目にニンニクを入れるのがおすすめだそうです。
カウンター席があるので、例えお一人でも入りやすいお店です。次から次へ来客があり、人気の高さを実感。
別の日には小樽へ移動しました。ミシュランガイドの北海道(特別版)に掲載されているフレンチレストランを訪問。北海道の新鮮な食材を、どのようにフランス料理で表現するのかが楽しみです。そのレストランは、小樽駅から徒歩5分程歩いた小さな坂の途中にありました。
フランス料理「La Sheminee(ラ・シュミネ)」さんは、2007年にオープン。「暖炉」を意味するお店は、石造りの温かみのある店内。
オーナーシェフの花形氏は、主に札幌や東京のホテル、フランス料理店で修業を積まれた方です。
ラ・シュミネさんは、北海道ミシュランガイド「特別版」で、「ビブグルマン」に選ばれています。「ビブグルマン」とは、良質な料理を手軽な価格で楽しめるお店として掲載されています。
花形シェフから丁寧にお料理についてお話があり、まずはスパークリングワインで乾杯。カヴァの「クワトロ2007」はシャンパーニュに引けをとらない程美味しいワインでした。
お料理のコースの一部を紹介。ホッキ貝の一品は、とにかく食感と新鮮さがたまらない一皿。
食材の新鮮さを活かすためにあまり手を加えず調理してくださいました。こちらのキタアカリのスープも絶品。
メインのお肉は、道産ブランド「びらとり和牛」の赤身を使った一皿。ソースとやわらかく焼いたお肉の相性が抜群でした。
びらとり和牛は、北海道日高地方の平取町で生産している和牛。お肉の旨みが凝縮されていてとても美味しくいただきました。デザートまでしっかりいただきましたが、後味はとても軽く食材の一つ一つの味を楽しむことができました。
花形シェフのアイディアとおもてなしの気持ちのこもったお料理は、北海道の食材の素晴らしさを教えてくださいました。
翌日のランチは、花形シェフに教えていただいた小樽のお寿司屋さんを訪問。お寿司と季節料理を提供している「に志づか」さん。
こちらのお店も「ビブグルマン」に掲載されています。カウンター席と和室があり、とても居心地いい店内。大将とそのご子息が迎えてくれました。お二人との会話を楽しみながら、お任せで作っていただきました。
シメサバにわさびを乗せて。
わさびのツンとした辛味との相性が抜群でした。こちらはサンマの野菜巻き。
この一品はシャキシャキ野菜とサンマの組み合わせが絶品でした。メインのお寿司は、利尻のウニや貝類、ホタテなど北海道で採れたお魚を堪能。
「に志づか」さんでは、焼酎や日本酒に加え道産のワインも充実しています。お寿司にはスパークリングワイン「おたる」をセレクトしていただきました。
ブドウは、ドイツ系品種のケルナーを使用。爽やかでミネラル感のある味わいで、淡泊なお魚料理に合うワインでした。地元のワインと地元で採れた食材との組み合わせは、これ以上ない贅沢な時間でした。
大将に見せていただいたこのワインは、長野県から北海道余市町に移住してワイナリーを始めた「タカヒコ ソガ」のワインです。
醸造所ではピノノワールが植えられており、ピノノワールの栽培に命を懸けている造り手だそうです。
ワインのリリースはまだ少ないそうですが、に志づかさんも大変注目しているワイナリーです。
ワイン造りに命をかけるソガさんや小樽でフランス料理を提供する花形さん、同じく小樽で寿し屋を営む「に志づか」さんなど「食」の世界で勢いのある皆さんの存在は、たくさんの方を惹きつけて北海道の活性化に貢献しているのではないでしょうか。
2年ぶりの札幌、そして今回初めての小樽では、人や街がとても活気があり元気な印象でした。またオータムフェストなどの大規模なイベントは地方だからこそ積極的に開催し、マスコミに取り上げられることで人や企業を呼び込むきっかけになるのではないでしょうか。
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ぜひご利用ください。
フランス料理La Cheminee(ラ・シュミネ)
小樽市稲穂3-10-13
0134-33-1885
小樽の鮨と季節料理 に志づか
小樽市高島4-9-14
0134-34-2838
ビジネスチャレンジ編集長
㈱コーデ 代表取締役
日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート
占部恵子

















