「ネット通販業界のためのM&A戦略とは?」講演レポート
2月28日(木)日本M&Aセンター東京本社(東京都千代田区)のセミナールームで「ネット通販業界のためのM&A戦略とは?」というテーマで、セミナーが開催されました。M&A(merger and acquisitions/企業の合併と買収)は、中堅中小企業でも数多く実施されている経営戦略であり、通販の戦国時代に勝ち残るための強い会社作りやM&Aを活用した円滑な事業承継の方法など、M&A経験者をお迎えして開かれました。田村代表を始め、桃源郷㈱の代表取締役大橋淳氏、日本M&Aセンター企業情報部長の伊奈幸三郎氏が体験談を交えて講演されました。一日限りの講演には、約60名を超える参加があり、興味の深さを感じます。
田村代表は、「ネット通販業界動向とM&Aの活用」について講演されました。
ECの参入・拡大についてのメリットやM&Aのポイントなどをお話されました。数千社あるインターネット会社が生き残るための事業戦略なども含め、具体例を挙げて説明。ネット通販事業をこれから始める人にも解りやすい講義でした。
続いて、桃源郷㈱の大橋氏は「EC事業M&Aと効率化」について。
桃源郷はECサイトのM&Aも豊富で、ECの基盤を持つ強みを活かしM&Aによる店舗の拡大やセレクトショップ事業を展開。資金不足や経営難のショップの中で、アイディアが面白く改善し甲斐があるかを見極めながらM&Aを進めていくそうです。
ショップには、買い物代行をしているショップもあり、イケアなど通販が充実していない会社の商品を買い付け、それを消費者に提供するというサービスです。実際に店舗に足を運べない消費者にとって、とてもニーズのあるサービスだと感じました。
日本M&Aセンターの伊奈氏は、M&Aを成功に導いた実績などを詳しく講演。
成功事例には買い手だけでなく、売り手の視点からのものも有り、売り手の悩みなどがよく理解できました。お互いの強みを活かし、利益を拡大していくツールであるM&Aは今後増加する傾向にあるそうです。インターネット業界を活性化し、企業として生き残るためにもM&Aは注目すべき経営戦略なのだと感じました。
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