「夜の玉手箱」 西本町 ごん田
大阪市西区西本町(にしほんまち)のオフィス街に、割烹・小料理のお店「西本町ごん田(ごんだ)」があります。
オープンは昨年の6月。ご主人の権田さんは、朗らかな感じの好青年という印象。かつて吉兆で腕をふるっていたそのお料理は、素材の味を活かした本格的な和食で、一品一品の盛り付けの細かいところまで仕事が行き届いていました。
ビルのB1へ続く階段を下りると、そこは和風で落ち着いた雰囲気の店内。お料理をする権田さんを囲むような形のカウンター席なので、お客様の様子を見ながらお料理を出してくれます。
取材のお目当ては、話題の「夜の玉手箱」。 旬の素材を使い、権田さんが手間暇かけて作ってくださいます。
今宵の玉手箱の品数は8品。
ご主人のおまかせで、何が出てくるかはお楽しみ。お酒のあてになる小鉢やおかずになる一品も入っていて、自分のペースで食事ができます。一品一品がちょうどいい量なのも、「おもてなし」としてさすがです。
特に焼き物と八寸は、何から食べようか迷ってしまう充実ぶり。
焼き物の「ぶり柚あん焼」と、八寸は、「さば笹寿し・桜蒸し・トコブシ・ストロベリートマト・生ハムチーズ・卵焼き・山桃」。 中でも、さば笹寿しは絶品です。 思わず単品でもオーダーしてしまいました。
食べる人の身になって、一切れ一切れを小さめに切ってあります。 この味は通販のお取り寄せで、食べたいときに楽しめたら幸せだなと思います。
小鉢の「豚の角煮」も味がしみていて印象に残る一品でした。
焼酎との相性も最高で、とろっとした口当たりはまた食べたくなります。
他にも小鉢は3品、「ホタルイカ沖漬・タラ白子・白魚梅煮」。
サクサクの天ぷらは、「えび・つぼみ菜・白魚・アスパラ・パープルフラワー」。
和食の楽しみの一つ、お造りは「本まぐろ・剣イカ・ヒラメ」でした。新鮮でなめらかでとても美味しくいただきました。
食後のスイーツは自家製のグレープフルーツ&イチゴゼリー。
このボリュームで、\3800とは驚きです。
玉手箱の内容は日々変わるそうなので、その日の玉手箱に何が入っているか楽しみですね。
ランチも日々満席になることも多く、どんどんファンが広がりそうです。
オフィス街という特徴を活かして、玉手箱やうな重・丼ものなどお店まで取りに来ていただくなどいいアイディアかもしれませんね。 また、人が集まるお盆や法事用のお料理、お正月のおせちなどをメールや電話FAXなどで受け付け、直送することも可能だと思います。
常にブログやチラシなどでお知らせをしていれば、お客様の記憶に残るのではないでしょうか。その際、連絡先の情報だけでなく、お料理の写真も一緒に載せることで注文しやすくなるのではと思います。
まだオープンして間もないからこそ、色々な方法を試していく事は大事だと感じます。
吉兆仕込みの、繊細で上品なお料理が楽しめる「西本町ごん田」。ぜひ足を運んでみてください。
食空間コーディネーター
占部恵子
西本町 ごん田
大阪市西区西本町1-10-3 新松岡ビルB1
06-6534-5789
http://ameblo.jp/nishihonmachi-gonda/










