焼そば 金紋(KINMON)ソース
大阪ミュージアムショップ 、で紹介されているソースの老舗、「金紋ソース」の焼そばソースを取り寄せてみました。
大阪ミュージアムショップでは、串勝(くしかつ)ソース、お好み焼きソースと共に3種類がセットになって売られています。(株)金紋ソース本舗は、昭和8年大阪で創業、現在は三代目のソース職人が門外不出のレシピで作り続けているそうです。
小皿にソースを少量入れ、まずはそのまま舐めてみました。
フルーティな甘さの後に少し酸味を感じ、甘さの割に香りはスパイスが効いています。
今回は、大阪北新地の鉄板居酒屋「暖(だん)」にご協力いただき、金紋ソースで焼きそばを作っていただき、
お店で出している焼そばと食べ比べをしてみました。
暖では、大阪生まれのソース、ヒシウメタマリソースとパロマソースをブレンドしたものを焼そばに使っていて、ヒシウメタマリソースのスパイシーさとパロマソースの甘さのバランスが最高で、味に複雑さがありいくら食べても飽きない安定した味でした。
一方、金紋ソースで作った焼そばの感想は、皆の第一声は「甘い」でした。
この甘さが商品の特徴だと思いますし人それぞれ好みの違いがありますが、味に香ばしさやスパイス的なパンチが欲しい方にはタイプが異なるソースだと思います。確かに美味しい、でも何口食べても単調な味が続き、もう一つという感じがしました。
そこで、料理のプロ暖さんにアイディアをいただき、1対9で醤油を加えていただきました。 すると、がらっと味が変わり醤油の辛さとコクが加わってワンランク上の美味しさが生まれました。 家庭でも簡単に実践できる少し大人な焼そばの味です。
大阪は粉もの文化があり、ソースの種類もたくさんあります。
どれを選べばいいのか分からないという悩みがあり、それを解消するためにシリーズ化されている商品に関しては、焼きそばソースに串勝ソースのサンプルを、串勝ソースに焼そばソースのサンプルを付けて売ることが出来れば、消費者は次に購入する際に選びやすくなるのではないでしょうか。
また、料理をする機会の多い女性が思わず選んでしまうようなパッケージ作りも肝心だと感じました。
焼そば・串勝・お好み焼きと、種類によってソースが違うとは、大阪人の食へのこだわりはすごいものがありますね。
食空間コーディネーター
占部恵子
鉄板居酒屋 暖
大阪市北区堂島1-5-35 大阪屋堂島レジャービル1階
06-6342-5503
大阪ミュージアムショップ
http://www.msosaka.jp/
大阪ミュージアムショップ「大阪おいしいソースセット」
http://www.msosaka.jp/item/100/




