NOODLE WORLD KANSAI2011 第一回関西パスタ展 No1
6/14~16日の3日間、インテックス大阪にて「NOODLE WORLD KANSAI 2011」が開催されました。

この展示会は「第4回関西うどん・そば産業展」・「第4回関西ラーメン産業展」と同時開催のとても大規模なものでした。
製麺機などの設備や具材などを提案するメーカーや商社、生産者、卸商、出店を予定している企業や個人経営者の方々など3日間で約35000人の来場を記録し、多くのブースや来場者で賑わいました。
その中でも今回初めて開催された関西パスタ展を主に取材。
生パスタに関する食材や設備の展示ブースが数多く集まっていました。
生パスタとは小麦粉に卵等を練りこんだ生地で作られる手打ちのパスタ。
乾麺とは違った「もちっとした食感」は独特で感動ものです。
硬質の小麦「デュラム小麦」を使っていて、専用の押出機で熱を加えずに作られます。
表面がきめ細かいのでとにかくソースが絡みやすいそうです。また、ゆで時間が2~3分と短くてすむという、特徴もあります。他社と差別化をするために生パスタを使うレストランも多いそうです。 生パスタは冷凍し、そのまま解凍せずに茹でるのが一般的で一番美味しく茹であがるそうです。色々とお話を聞くことができた、淡路麺業㈱さん。

何と創業100年の生パスタメーカーです。(www.namapasta.net)
ブースはカフェのような店構えで、数種類の生パスタの展示をしていました。

リングイネやタリオリーニなどパスタの形状ごとにソースとの相性も異なるそう。
何といっても生パスタの歯ごたえとコシの強さは納得のいく美味しさ。
そして、北海道の西山製麺㈱さん (www.seimen.co.jp)

西山製麺はラーメンの麺を作っていますが、生パスタ麺も上級レベルだと思います。
麺だけでなくパスタソースも豊富で、たらこ、ホタテクリーム、カニクリームなど
北海道ならではの食材を使ったソースが特徴です。また、ソースはベースとして加工できるので、お店のオリジナルの味を作りだすことができます。至れり尽くせりですね。
生パスタを製造するどの会社もそれぞれ原料にこだわり、食感も旨みも申し分ないレベルだと思います。レストランや開業予定の方々に、麺の販売だけではなく、メニューや
お店の繁盛の提案など、どれだけ親身になってくれるかが、自社の麺を使っていただける決め手になるのではと感じました。
NO2.につづく
食空間コーディネーター
占部恵子