婦人画報6月号 別冊付録「幸福薬局・四季の薬膳レシピ」
ゴージャスで大人の魅力を発信している記事や商品が目を引く雑誌、
「婦人画報」。
6月号の特集は婦人画報版「家庭の医学」でした。

40歳後半の著名人の方々がそれぞれの健康法やこだわり、元気の源になる
食に関することなどが取り上げられていました。
私には少し先かもしれませんが、必ずといっていいほどやってくるであろう
更年期障害。
冷えや体力の低下、気分の落ち込み、肌の乾燥などいつか経験するかと思うと
憂鬱になります。ただ、この年代に近い読者の方々は、老いからくる更年期や
体の不調を前向きにとらえ、日頃から自分に合う健康法を毎日実践していました。
女優の風吹ジュンさんは、長年中国茶を愛飲しているそうです。
誌上で、風吹さんは中国の浙江省の茶畑を訪れています。
中国では、紀元前3000年頃に解毒のためにお茶を用いていたとされています。
疲労回復や利尿作用のあるカフェイン、高血圧を予防するカテキン、ビタミン、
フッ素など豊富な薬効成分と、体を温めたり冷やしたりする陰陽の作用が生ま
れるのも、中国茶の特徴だそうです。
風吹さんは飲み続けることによって、更年期の心身のケアにとても役だっているそう。
人それぞれ、無理なく続けられる健康法をお持ちだと思いますが、
今回は別冊付録の「四季の薬膳レシピ」に注目し、ご紹介したいと思います。

帝国ホテル東京の「帝国ホテルプラザ」4階にある「幸福薬局」は、中国
政府認定の中医師の資格を持つ、幸井俊高先生と奥様の由紀子さんが
経営する漢方薬専門の薬局です。
私自身漢方薬に頼ったことがほとんどなく、わからないことが多いので
すが、まずカウンセリングでは、身体全体の事だけでなく精神的な事も
含めて個人の症状に合わせ薬を処方して下さるそうです。
薬の処方だけではなく、その人が普段何を食べているのかを知ることが
漢方治療であり、それを毎日の献立に役立てることが「薬膳」だと
幸井先生はおっしゃられています。
「何をどう食べるか」ほど、健康に重要なことはないそうです。
ただ、健康のために毎回「何をどう食べるか」を考えて料理するなど、
日々忙しい現代人にとって、お勧めできるかどうかについては少し考えて
しまいます。
漢方の世界では、人間の体質は120種類以上あるとされていて、現代人
に多い4つの体質、「補:身体にとって必要なものが不足しがちな体質」・
「捨:身体に余分なものをため込みやすい体質」・「流:身体のなかで気や
血の流れが悪い体質」・「調:身体全体のバランスが不安定な体質」、
これらのどの体質に自分があてはまるのかを把握し、全ての食材にも同じ
ように、「補う」・「捨てる」・「流す」・「調える」の働きがあるので、自分の体質に
あった食材を意識的に選ぶことが健康につながるのだそうです。
体質や食材の効能を意識して料理を作ることは初めてでしたが、この
薬膳レシピには、食材の四気「平:寒熱のかたよりが少なく、性質が穏やか」・
「熱:身体を温め余分な冷えを取り除く」・「温:身体を温め余分な冷えを取り除く」・
「涼:身体を冷やし過剰な熱を取り除く」・「寒:身体を冷やし過剰な熱を取り除く。
涼より作用が強い」と、「補・捨・流・調」のどれに相当するのかがわかるように
マークがついているので、どのような効能がありどのような体質向けの
レシピなのか一目瞭然。

今回は自分の体質に照らし合わせて、2品を作ってみました!
食空間コーディネーター
占部恵子
「婦人画報」。
6月号の特集は婦人画報版「家庭の医学」でした。

40歳後半の著名人の方々がそれぞれの健康法やこだわり、元気の源になる
食に関することなどが取り上げられていました。
私には少し先かもしれませんが、必ずといっていいほどやってくるであろう
更年期障害。
冷えや体力の低下、気分の落ち込み、肌の乾燥などいつか経験するかと思うと
憂鬱になります。ただ、この年代に近い読者の方々は、老いからくる更年期や
体の不調を前向きにとらえ、日頃から自分に合う健康法を毎日実践していました。
女優の風吹ジュンさんは、長年中国茶を愛飲しているそうです。
誌上で、風吹さんは中国の浙江省の茶畑を訪れています。
中国では、紀元前3000年頃に解毒のためにお茶を用いていたとされています。
疲労回復や利尿作用のあるカフェイン、高血圧を予防するカテキン、ビタミン、
フッ素など豊富な薬効成分と、体を温めたり冷やしたりする陰陽の作用が生ま
れるのも、中国茶の特徴だそうです。
風吹さんは飲み続けることによって、更年期の心身のケアにとても役だっているそう。
人それぞれ、無理なく続けられる健康法をお持ちだと思いますが、
今回は別冊付録の「四季の薬膳レシピ」に注目し、ご紹介したいと思います。

帝国ホテル東京の「帝国ホテルプラザ」4階にある「幸福薬局」は、中国
政府認定の中医師の資格を持つ、幸井俊高先生と奥様の由紀子さんが
経営する漢方薬専門の薬局です。
私自身漢方薬に頼ったことがほとんどなく、わからないことが多いので
すが、まずカウンセリングでは、身体全体の事だけでなく精神的な事も
含めて個人の症状に合わせ薬を処方して下さるそうです。
薬の処方だけではなく、その人が普段何を食べているのかを知ることが
漢方治療であり、それを毎日の献立に役立てることが「薬膳」だと
幸井先生はおっしゃられています。
「何をどう食べるか」ほど、健康に重要なことはないそうです。
ただ、健康のために毎回「何をどう食べるか」を考えて料理するなど、
日々忙しい現代人にとって、お勧めできるかどうかについては少し考えて
しまいます。
漢方の世界では、人間の体質は120種類以上あるとされていて、現代人
に多い4つの体質、「補:身体にとって必要なものが不足しがちな体質」・
「捨:身体に余分なものをため込みやすい体質」・「流:身体のなかで気や
血の流れが悪い体質」・「調:身体全体のバランスが不安定な体質」、
これらのどの体質に自分があてはまるのかを把握し、全ての食材にも同じ
ように、「補う」・「捨てる」・「流す」・「調える」の働きがあるので、自分の体質に
あった食材を意識的に選ぶことが健康につながるのだそうです。
体質や食材の効能を意識して料理を作ることは初めてでしたが、この
薬膳レシピには、食材の四気「平:寒熱のかたよりが少なく、性質が穏やか」・
「熱:身体を温め余分な冷えを取り除く」・「温:身体を温め余分な冷えを取り除く」・
「涼:身体を冷やし過剰な熱を取り除く」・「寒:身体を冷やし過剰な熱を取り除く。
涼より作用が強い」と、「補・捨・流・調」のどれに相当するのかがわかるように
マークがついているので、どのような効能がありどのような体質向けの
レシピなのか一目瞭然。

今回は自分の体質に照らし合わせて、2品を作ってみました!
食空間コーディネーター
占部恵子