17年越しの懸案を解決してみよう その1
ハ号のバリエーションとしてホル(試製五式四十七粍自走砲)を17年前に商業誌にワンカットだけ載せたことがある。それを今回リニューアル、というか推敲しなおしてみる。 前回のモデリングでは、実は見えない所やわからない箇所は作っていない。何しろ下の図が唯一の資料だったからだ。ハ号の側面図とホルの資料を重ねると戦闘室後端と発動機室の上面はハ号よりも高い位置で繋がっているように見える。これは本当にそうなのか?作画のミスではないのか?それを疑ったら何も作れないけどね。一式47mm戦車砲のほぼ正側面からの写真を重ねてみる。赤い部分がそうだ。見てわかる通り資料の側面図の砲身はやたら太いし、戦闘室のほとんどが砲と砲架で埋まってしまう。狭いだけなら日本軍だしきっと精神力で何とかするだろう?砲弾を置く場所が必要だから、もともとのバルジの分だけ戦闘室は横長になるだろう。容積を稼ぐために装甲版の傾斜も緩いものになるだろう。あるいは側面装甲板は傾斜していないかもしれない。その2につづく