2月16日、フィリピン複合企業大手サンミゲルが主導し、仁川国際空港公社などが加わる企業連合体のSMCSAT&Co.コンソーシアムが発表を行い、ニノイアキノ国際空港(NAIA)の再整備事業および15年間の運営事業を運輸省から正式に受注したことを明らかにしました。

運営事業の期間については、同コンソーシアムの運営状況によっては10年間の延長も可能とのことで、投資総額は1223億ペソに設定され、事業開始から最初の6年間に最低880億ペソを支出し、NAIAのサービス拡充を行うことが義務付けられているとのことです。

バウティスタ運輸相は「NAIAは年間の旅客収容能力が3500万人にもかかわらず、現在、約5000万人の旅客を受け入れている」と述べ、収容能力を大幅にオーバーしている状況だとした上で、同コンソーシアムに対して、早急に年間旅客収容能力を6200万人に引き上げるよう求めているとのことです。