28日、フィリピン中央銀行(BSP)は2023年第1四半期(1月~3月)の住宅不動産価格指数(RREPI)を発表しました。
BSPの発表によると、RREPIは前年同期比で10.2%増と上昇傾向が強まったものの、同指数の前期比算定では1.4%増となり、前期(22年10~12月期)に記録した2.2%増から若干縮小した格好となりました。
住宅種類別の価格指数でみると、二世帯住宅が前年同期比22.1%増と最も大きく伸び、一戸建て住宅も17%増と堅調な上昇率を見せたのに対し、集合住宅(1.8%増)やコンドミニアム(1.2%増)が微増に留まった形となっています。
また、当期の住宅不動産融資の80.5%が新築住宅の購入だったとのことで、全国の新築住宅ローン件数は前年同期比16.0%増の6949件、種類別では、一戸建住宅が47.8%、コンドミニアムの購入が32.8%、タウンハウスが18.9%、二世帯住宅が0.4%と続いているとのことです。