24日に行われたマルコス大統領による2度目の施政方針演説(SONA)で、マルコス大統領は外国からの投資の誘致やインフラ整備計画についても言及しました。
外国投資の誘致に関しては、投資委員会(BOI)承認事業が最初の1年で1兆2000億ペソに達したことを報告した上で、マルコス大統領自身の外遊の成果として計3兆9000億ペソの投資約束を持ち帰ったことを改めてアピール、これらの投資により17万5000人の雇用が創出される可能性があるとの見解を示しました。
また、マルコス政権の大規模インフラ投資政策「ビルド・ベター・モア」(BBM)については、ドゥテルテ前政権以上の対国内総生産比5~6%の予算を投じる意思を明確にしながら、現在新規123事業を含む194件の優先事業に取り組んでいることを報告し、今月設立が決まった政府系ファンド「マハルリカ」の資金を優先インフラ事業の中でも便益が大きく収益性の高い事業に活用していく方針を示しました。