𝙏𝙮𝙧𝙖𝙣𝙣𝙤𝙨𝙖𝙪𝙧𝙪𝙨 𝙧𝙚𝙭 𝙨𝙠𝙚𝙡𝙚𝙩𝙤𝙣
これを最初に創作したのは2022年10月13日で,現在Instagramで最多いいねを頂いている作品となっております。
恐竜の全身骨格を創作の題材にしようと思ったきっかけは,吉野一生さんの複合ティラノ骨格を見て強い刺激を受けたためです。
創作する際は,できるだけシンプルで折りやすく,シルエットがはっきりする作品になるよう心掛けました。
さて,長くなりますが簡単に折り方について説明させていただきます。
まずは紙に16×16のグリッドをつけます。
次に下2マスを段折り。
45°角で後ろに山折りします。
グリッドに沿って沈め折りをします。
次はここを広げます。
このように畳み直します。次に赤丸部分を,下の写真のように畳みます。
こういった感じです。脚・尾・脚になります。
フラップを半分に折って折り筋を付けます。
潰します。
押し込んで山谷を入れ替え,階段状にします。
横から見ます。赤丸部分のように折ってフラップを増やします。
こちらも先程と似たような方法で階段を作ります。
潰します。
入れ替えて階段。
さて上部です。下部と同じように2マス段折りします。
写真のように45°で畳みます。次は赤丸部分を見てください。
このように畳みます。毎回言うのも面倒なので,図に赤丸が出てきたら次ステップ用の印だと思っておいてください。
このように肋骨用カドを3つ作ります。
先程の赤丸部分を広げ,写真のように畳み直します。
写真左側のカドをこのように畳み直し,長くします。
さて肋骨の処理に移ります。次の図のように少しずつずらして右側にカドを倒します。
このような感じです。次はカドを左側に倒します。
肋骨が3本できました。この作品はデフォルメ版なので数は大目に見てください。
先程長くした腕部をこのように畳み,再度短くします。畳めたら次の図のように半分で谷折りします。
このように折れたら図で示したように沈め,指を作ります。
腕部をこのように折って細くします。
これで一旦置いて脚部に移ります。
グラフでいえば傾きが-½になるように結んで山折りします。
このように畳めましたら裏側を見ていきましょう。
45°の角度(グリッド線と平行)で折り筋を付けます。
半分の角度で折り筋をつけます。その2つの折り筋で沈め段折りをします。
このようになります。次は図のように半分の角度で中割り折りをします。
手の指を作った時と同様の処理を施します。
中央をカドが少し長い3本の指ができました。左側の面を見ます。
図のように折り,小さいカドを作ります。脚部も一旦置いておき,次は頭部周辺に移ります。
写真を撮り忘れていましたが写真にあるようなフラップを引き出しておき,図で示している線で押し出し,尾と同様に階段状½フラップを2つ作ります。
途中図。
できましたら図のように中割り折りをしながら畳みます。
図のように頭部を中割り折りしながら首の骨を細くします。少し曖昧なので次の図を参考にしてください。
浮き上がっているところを倒し,平面にします。
このような感じです。行ったり来たりしますが次は脚部です。
一度開いて次の図のように畳みます。
途中図。少し斜めにして畳みます。
手前の一枚を開くところで下に折ります。
尾は⅓のところで下に折ります。
同じく⅓で上に中割り折りします。
被せるようにして骨のトゲトゲを作ります。
このような感じです。赤丸部分を次の図を参考に細くします。
細くすると同時にトゲが1対折り出された状態です。次は脚を細くします。
段折りして骨っぽい細さにします。ついでに脛も図のように段折りしておいてください。
段折りして膝を曲げます。
脚部完成です。腕部仕上げに移ります。
写真のようにつまみ折りで細くします。
このように軽く曲げておきます。腕部完成。最後に頭部仕上げです。
上顎と下顎を分けるように曲線段折り,口吻を谷折りして形を作ります。
少し両側で段折りしてから手前にフチを倒します。
それっぽい仕上げを施します。
これで完成です。工程化できる程度の難易度なので割と満足してます。
だいぶ長くなってしまいましたが,ここまで見てくださってありがとうございます。
よかったら作ってみてください。