26キロ地点を通過した。
ここからアイツは未知の領域。
僕も何とかここまで走ってこれた。
それは『チームアジア』で走っている皆さんが僕を見て声をかけてくれたから。
あんなに大勢の中でもチームアジアのTシャツは目立つ!
この色を選んだんはいったい誰なんや?天才や!
だってスゴイよこの色は!3万人以上の中でもスグわかる!
ありえへん(@_@)
そして走りながら写真を撮ってくれる。
つらいときに声をかけていただける嬉しさは例えようがないですな。
そして座薬が切れてかなりしんどいときに一際大きな声で呼ばれた。
振り向くと会長やった。
会長の笑顔を見たとき、楽しんで走るぞって気持ちが蘇ってきた。
ありがたい。僕はチームアジアに助けられている。
それでも痛みは容赦なく襲ってきた。
医者からいわれた鎮痛剤をポーチから取り出して飲もうとしてビックリ。
鎮痛剤と胃薬のパレットを入れたはずが両方とも胃薬や(((( ;°Д°))))
脈打つ痛みになってきた。どうしょうどうしょう…でも笑顔笑顔!
だってアイツは僕の横になったり後ろになったりしながら走っている。
かなり疲れてきたんんやろうアイツはもう景色なんて見てない。
帽子を深くかぶり少し前の地面を見て走っている。
声をかけると呪文のようにここからゴールまで幾度となくつぶやいた。
アイツの言葉。
『来年は応援する側に行く。』
『もうフルマラソンはしない。』
何度も何度も繰り返されるこの二つのフレーズ。
ゴールまで繰り返し聞くたび僕は怒られているのかと錯覚してしまう試練。
それはまるで呪縛。
さぁ 最後の難関である橋が見えてきた。
去年はここは泣きそうやった。