阪和道から近畿道そして名神高速で京都南まで車を飛ばした。


理由は3日前にネットであることを知ったからやった。


10月30日(火) 18:00~


イオンモール京都ハナ 3階 大垣書店。


お買上先着200名様限り。


『夜回り先生』 水谷修先生・土田世紀先生サイン会。


僕はすぐに書店に電話して予約を取った。


5時半前に到着し、本の購入を済ませて整理券をもらうと


僕と同じそれらしい人が散らばって何人もいた。


僕は係りの方に行った。


『どこで並べばいいんですか?』


サイン会を待っている人が他の店の迷惑になりかけている。


僕の意図するところがわかった係りの方は


『そうですね こちらに並んで待っていただけますか。』


僕がそこに行くと皆が並びだした。


で、僕は一番前になった(^-^)/


高校生の学生ギャラリーも携帯を出して写真を撮る準備をしている。


悪そうな男の子も女の子も興味があるんやろう待ってる。


水谷先生が来た。


とてもしんどそう。


漫画家の土田先生の顔も神妙な感じ。


水谷先生はこのサイン会がはじまる前まで寝てたんやないかな


そう思うくらいしんどそうだった。


挨拶も声を絞り出すような感じだった。


癌末期だと僕は知っている。


僕は本を渡しながら少し話した。


僕 『お体の具合はいかがですか。』


先生は本に目を落として


『…あんまりよくないです。』


僕 『ももって書いて下さい今日は娘の誕生日なんです。』


先生 『何歳ですか?』


僕 『11歳になりました。』


先生 『じゃあもう読めますね。』


そう言って書いてくださったサインがこれです。



   


息子の未来には先生がいつも書く言葉を書いてくださった。


『いいんだよ』


僕は握手も先生の体力を無駄に使わせそうでできなかった。


先生はただひたすら一つ一つ丁寧にサインを書いていた。


だれも握手を求める人はいない。


漫画家の先生も丁寧に水谷先生の顔を書いてくれた。


僕は二人を見て泣けてきた。


そんな僕に係りの方はとまどいながらも


写真は撮らないんですかって言ってきた。


僕はその場の雰囲気からカメラを出さずにしまっていたのに


気を利かせてくれたんやろう。


係りの方は水谷先生に了解を得た。


そして一枚だけ取らせていただいた写真がこれです。



   


こんな人はいない。


逢いたくて逢いたくてしかたなかった。


水谷先生 。