受験にせよ何にせよ、競争社会である以上先手を取れることは有利である。


人気校の渋谷教育学園渋谷、通称渋渋の説明会と申し込み日程が出ていた。


学力向上も当然だが、情報をいかに的確に正確に必要事項を収集出来て分析出来るかも重要である。

また情報の取捨選択も必要不可欠であり、無駄な情報や噂レベルの情報に躍らされぬよう注意も必要だ。

近所の誰々、塾の誰々のママ、誰々が通っている教室の先生等直接知らない又聞きの情報程当てにならないものはない。先ずは自身で確かめる行動力が大事だと思っている。


当たり前の事だが、社会人では情報ソース元を必ず確認するものであり、他部署はどうだか知らないがまともな営業職であればどういう意味かご理解出来るだろう。


キャリアもコネも実力も満たしていないならせめて情報だけでも仕入れられないか?また、先輩方に勝つにはどうしたら良いか?悩みがむしゃらに動いた時期もあった。

全身全霊、一生懸命、精一杯等様々な言葉が有るが、中学受験に於いて本気で悔いなく時間も体力も財力も全て出し尽くすまで頑張れたと胸を張れる親御さんはどれだけ居るだろうか?ただの独り善がりで実はもっとできたのでは無いだろうか?一度でも忙しいを言い訳にして逃げた事は無いだろうか?


今年も小6スタートの受験生が通っているが、本人もまだまだ受験生意識までには至らず、保護者は小6スタートのくせに鼻息荒く面談で熱く少しでも上位校をと懇願する。


本番で不合格を突き付けられた生徒のみならず直前リタイアの生徒、プレッシャーに負け精神的に病んでしまった生徒、命を投げ出してしまった生徒も過去には出会っている。


小学校お受験程本人に自我が目覚めてなかったら、大学受験くらい本人が自身の責任を自覚出来ればどれ程こちらはストレスが軽減されるだろう。それだけ中学受験とは、大人に成らざる子どもたちの精一杯の勝負の場だと思っている。


夏期講習の面談やら申し込みやらが進んでいるが、確かにこんなにならないといけないのか!と驚愕の時間と金額を提示されることもあるだろう。しかし、それでもまだまだ足りない生徒も本当に実在するし、それだけやっても伸びない生徒も居る。じゃあやらなくても同じだと思うのなら受験のステージから降りたほうが良い。


親が、

「そんなにお金出せないわよ!」

と言う中で受験を目指す本人の気持ちになってもらいたい。

まるでインパール作戦の様に指揮だけされて兵站無しでは◯んでくれと言わんがばかりだろう。

小学生を戦争に行かせるようなものだ。十分な心のケアと兵站、装備、情報は与えてあげてほしい。