個別指導塾の講師といえば多くは大学生で社会人は稀であり、フリーターの様な大学生でも無くかと言って社会人でもない曖昧な講師もいたりする。

社会人やフリーター講師は大抵指導歴もそこそこ有り、科目に対しての知識はそれなりに有るイメージなのだが、大学生講師、更にこの時期に新たに講師を始める新人講師となると、つい最近迄受験勉強をしていたのだから1番フレッシュな知識に富んでいると思われがちだが、そうでも無かったりする。


具体的な大学名は不明なのだがとある新人講師が隣で高校1年生相手に英語の授業をしていた。文型の内容なのだが、ポツリポツリと危険な発言が聞こえてくる。

「私は形容詞と副詞の違いはよくわからないけど大学受かってるからわからなくても大丈夫!(笑)」

オイオイ!

ダメじゃん!

担当している高校1年生も、正直偏差値50切る成績なので、ある程度はしおって説明するのは理解出来るのし、生徒自身知らない事は覚えようとしないしディズニーの話を聞いてくれる講師が良いとの事なので、お互い様なのかもしれないが、体験授業中の横であまりにも低レベルの授業をしてそのまま受け入れてしまう生徒を見て、まともな生徒なら入らないだろうなぁと思ってしまう。


実際、この新学期生徒数は増えず、本日担当した体験授業の生徒も、高3のこの時期で?というレベルの成績にもかかわらず日東駒専だけは死守したいとのこと。かなりヤバい程度だと伝えても全く本人は自覚無し。こんな学生しか相手にされない。

他で見放されたり手に負えない生徒が集まり、通塾予算も低めなので1科目分の週1がせいぜいで内部進学でもはや間に合わない状態の成績を9月迄に合格ライン迄上げて欲しい、だけど部活もまだあるし家では勉強出来る環境じゃないし予算は1科目分だけで可能なら3科目見て欲しいという。そして本人はやる気なしの自覚無し。

確か去年も他の塾で問題起こして辞めさせられて入ってきた生徒が結局高校受験志望の公立迄内申、成績共に全く手が届かず私立単願で中学校が手を回し12月早々には退塾していった子たちが役に立たなかったの、お金の無駄だったの親子共々言っていた結果なのか?後輩は入塾無し。この4月5月で入塾無しのジリ貧生徒数からなっている。


かくいう私も生徒数が少ないので授業コマも少なく、週1なんとか入っているくらいで他の講師だと連絡あるまで固定コマ無しも1人や2人では無い。主婦だからそれでも良いらしいのだが、大学生講師はまともに塾講師やりたい子たちは稼げないから他のアルバイト掛け持ちして、掛け持ちするから必要な時に入れない悪循環。


そんな感じの状態で授業している大学生講師は高校英語を教えるのに形容詞と副詞の違いも説明出来ないときている。このことに教室長は業界素人だから授業内容の良し悪しが判断できない。


まさかと思われるかもしれないが、個別指導塾とはこのレベルもあり得るという事は是非とも知っていて欲しい。

ここのところ講師の性犯罪やら盗撮事件ばかりを気にする保護者が多いのだが授業内容という根幹が腐っている講師も居る。安全そうで安く抑えられるという理由で肝心の学力が上がらないのは本末転倒だ。


「効かない薬が最も高い!」との言葉がある通り、学力の上がらない、上げられないのに塾を名乗る場所があることも周知されるべきだろう。


この様な塾だから当然淘汰されていくだろうとも思われがちだが、FCでオーナーの本業次第ではボロボロでも存続する場合もあったりする。


手を引くタイミングを図っているのだが、個別指導の掛け持ちを許容してもらってる手前、また、給与はそもそも当てにしてないからこれも理由としては弱い。開校時FCオーナーより教室長を支えて欲しいとお願いされてしまっていたのも更に居心地悪くしている。


生徒が全く集まらない状態であれば、決心もつくのだが、安くて近いからとの理由で在校生は数名在籍し、且つオーナーは金銭的には余裕が有るし本業忙しく塾には一切構ってこないので雇われ素人教室長はノビノビやれている。


本部の担当が特に問題視していない様子なのもどうなのかと思ってしまう。


次の辞めるタイミングは夏期講習前か?

行くたびに悩みが増える副業先というのもどうなのだろうか?