世間話程度の話もかもしれないが、こと、ビジネスの場において偏差値が15違うと話が噛み合わないという意見がある。


時代や話者の過ごしてきた過程であったり、状況その他様々な要素もある中で、少なくとも同じテーブルに座り議論を交わす間においては1つの物差しとして偏差値の差異は残念ながら明白になっているように思われる。


巷で安芸高田市の石丸市長と議会の応酬がYouTube等で話題に上がる。

石丸市長は大学から社会人経験も含めていわゆるエリートと称される属性と異論は無いだろう。特に統計等数値データについてはプロでありそこらの社会人では到底太刀打ち出来ないスキルを持っている。

一方、安芸高田市の議員の方々で、石丸市長と肩を並べられる程のビジネスエリートは正直いらっしゃらないであろう。しかし、地方の市議会議員とは、わが町の代表であり、ビジネスエリートとは全く違ったそれこそステークホルダーであり、現実そのままの姿であることもまた正であると言える。


その議会進行のやり取りはもはや喜劇でもありエンターテイメントとも取れるほどチグハグですれ違い漫才のようである。

その原因の1つに偏差値の大きな差異があるとの見方もある。

小学生と大人の口論で子どもが論破されるようなものである。視点や視野の広さ、理論構築から、まるで詰将棋のように着実に確実に結露に辿り着ける上位者に対して下位者は本来なら手も足も出ない。

それでも抗おうと無理をする様子が滑稽であり大人気なく、YouTubeでも再生回数が伸びるのは市政を見守る人よりもエンターテイメントとして楽しんでいる人達のほうが多い気がするのも納得である。


ひどい言葉で言ってしまえば他人事なので楽しめるが、現実には身の回りでも同様の状況はありがちだ。


塾関係者、本部社員や講師の中には偏差値の無駄遣い、学歴の無駄遣いとも揶揄される高学歴エリートが他業界よりも比率として高いと思われる。もっとも、性格やら家庭の事情であったり様々な理由もあり、元々はバリバリのキャリアを積み上げていた社会人が已む無く勤務していたり、私教育にただならぬ愛着や考えがあったりしてこの業界に存在している人もいらっしゃるので一概には言えないが。


そんな家の近くの個別指導塾にご近所のお母様方が頼って来てくださるのは有り難く、こちらもそれこそ一生懸命に砕骨粉身頑張らせて戴くのだが、保護者面談において、不勉強であったり知識が乏しいにも拘らず目の前のデータや知見に耳を傾けること無く独自論をひたすら語りだし、自身の納得する回答で無ければ本部に苦情を入れたり周囲に不平不満を言いまわったり時には暴言で話し合いを無効にしたり残念な保護者も少なからず存在している。

まさに安芸高田市議会のように、理路整然とデータや根拠を示しながら、お子様の生徒の最善策を提案しているのに感情論や勝手な屁理屈で受け入れない。理解したく無いので拒絶反応なのだろうと思うが、生徒本人ならともかく、保護者がこの態度に出られると建設的な話し合いや着地点が見失われてしまう。


ここでベテランの教室長や本部社員なら手練手管で懐に入り感情で、或いは力技で乗り切ってしまうのだが若い教室長なんかだとバチバチにやり合ってしまい燃えカスしか残らなかったりする。


往々にして上記のような会話にすらならない保護者様は残念ながら学歴的には劣る方が大半である。また、揉める教室長も総じて学歴的には大した事ない場合が大半な気がしている。(ごく一部、最高学府の変人だと社会性自体に問題があったりもする)


相手の理屈が理解できない程の学習能力しか無い大人には育てなくないと考えるなら、是非ともお子様に何故勉強しなければならないのか?YouTube見せながら教えてあげて欲しい。勉強したら石丸市長側、しなければ議員側、どちら側の大人になりたいのか?

もし議員側が良いと言うのなら、たくさん遊ばせて腐れ縁の様な友達をたくさん作らせて狭い街の中だけで生活させれば良い。勉強なんかしなくていい、その時間遊び、仲間と触れ合いその仲間の家族とも打ち解け、いつでも近くにいる存在になり、祭りや集会には欠かさず出席していれば自ずと町会や青年会の役員にはなれるだろう。そして市議会議員くらいは目指せるかもしれない。


ただ、石丸市長の様な存在が現れたら、、、

そう言えば橋下さんも市長や知事時代は喧々諤々やってたね。

地方行政に突然エリートが来ちゃうと破壊神になるのかね?

それだけ地方行政が汚い利権の温床で腐ったミカンばかりだと言うことか?