小3女子の生徒がもう少しで三重県に引っ越しますとの事。
寂しい様子で個別指導教室でも様々な講師や生徒に早々と別れを惜しむ様に話しかける。また、今まで習ったことの無い講師にしきりに教えてほしいと授業の講師変更をせがんでくる。
私のところにもそのご依頼がきたようで、普段はまず教えない算数で担当することになった。
「先生、私、三重県に引っ越すの〜。先生は引っ越したこと有る?」
「先生は仕事絡みでしょっちゅう引っ越したからね~20回はしたかな~。」
「寂しくないの?私、学校でもここでもさみしくて、、、」
「最初はさみしくても、だんだん新しいところの良さがわかってくれば大丈夫!さみしくなくなってくるよ!ここのお友達とはお手紙でもやり取り出来るしね!先生たまに三重県行くよ(笑)」
「えぇ~三重県行ったことあるの!?他の先生三重県どこにあるか知らない!って言ってたのに!」
「三重県は四日市市から鳥羽水族館から伊勢神宮に賢島迄行ったこと有るよ~(笑)鳥羽水族館でジュゴン見たことあるよ!」
「私も鳥羽水族館行ったこと有る〜(笑)」
「先生、昔、賢島で真珠育てていた事あるから、その頃は毎日プランクトンの様子とか水産庁のホームページ見てたりしたよ~伊勢うどん食べながらね~(笑)」
「お母さんはプランクトンの研究してて、私は石の研究者になるの〜(笑)」
小数点のある足し算引き算も楽しく解く事ができて、彼女は満足したようだった。
それにしても三重県知らないって、、、いくらなんでも酷くないか?
因みに彼女は貝が苦手との事なので、真珠のアコヤ貝の貝柱が美味しい事や四日市のハマグリの話は割愛。
大好物はウナギとの事なので、三河の鰻を堪能してきて欲しい。