自分自身が国立大学を推薦で小論文と面接で合格しているだけに国語の特に読書感想文対策授業は楽しく楽しみにしている。
本日の授業は夏休み前に授業中で読書感想文は終わらせてしまうとのことで急遽対策授業となった。
前回の学校の授業で本の選定をし「千年の田圃」に決めたとのこと。
早速取り掛かる事にした。
先ずは読書感想文とは感想文とあるように、読んで自分は何をどう思ったのか?感じたのか?を書くことがメインなので、ダラダラ内容要約書いても無駄な事を指摘。
今回の内容だと
一)舞台は山口県のとある島
二)千年続いている伝統的な米づくりをしている
三)舞台設定が特殊で朝鮮との交流がある歴史を持っている(日本の辺境で外国の影響もアリ)
四)ため池の利用が特徴的
このあたりに触れていればOK
ここで何に注目していくか?
米づくりなら名産地との比較
山口県に縁があれば地域の深堀りや自身の体験
歴史に触れて1000年続いている他の何かとの比較
韓国旅行経験有りなら朝鮮半島での経験と記憶
四国等もため池で有名であるので、ため池に着目して他地方との比較
更に日本人の米食文化と米消費量の減少問題
文化の担い手不足問題
等社会問題に繋げて意見を入れていくのもアリ
上記を4段落構成にして、
1)本の選定のきっかけ
2)読んでどの部分に興味を持ったか?
3)それについての自身の体験や経験、知っていることとの比較検証
4)社会問題になっていることに繋げられたら問題提起と自身の考え解決策の提示
これを原稿用紙1枚ないしは2枚にまとめて終了
本日の生徒は本はひと通り読んだとのことなので、かなりスムーズに理解してもらえた。
まぁ読んでなければ、前書きと後書き、目次
著者紹介読むだけでも出来上がる。
生徒の国語力に応じて多少変えていくが大まかな内容は一緒。
これで学校代表1回、区の代表1回、都の佳作1回取らせてもらっているのだから、まぁまぁ実績は残しているのだと思う。
文部科学省が評価する作文や読書感想文なんて塾講師に言わせたら入試対策より簡単。
読書感想文で国語の内申プラス1稼げるのなら塾の費用も決して無駄ではないと思うのだが?
なので自分もレギュラーで国語の授業を取ってくれている生徒に限ってお手伝いさせてもらってる。
AI作成やら大人が代筆やらネットオークションで購入とかも言われているが、塾での対策はこんな感じ。ぜひともこれから夏期講習のご検討されるご家庭あれば参考にして欲しい。