バブル当時、関東各地にマイホームを構えて新幹線通勤。
時代が生んだ新住宅地、そこは東京100キロ圏。
※前編はこちらです。
『ぐるり関東100キロ圏 各駅停車路線バスの旅』
1990年7月に放送されました。
以前、前編を記事にしましたが、その後手元に後編も残っていたことが判明。
後編のルートは大まかにはこの順序でした。
桐生→足利→静和→(ヒッチハイク)→栃木→小山→宇都宮→茂木→水戸→大洗→鉾田→潮来→鹿島神宮→銚子
冒頭 桐生市内からスタート
小学校新聞部の取材を受ける三人。
出来上がりを見ると、薬袋さんの年齢についてのコメントが……
桐生から、足利市、静和駅を経由して栃木市へ。
栃木市にある金魚の湯へ入る。
正式名称は「玉川の湯」。明治22年創業、薪焚きの銭湯です。
朝からカラオケ大会。
補足:2020年現在も存続!昨年の台風で被害は受けたようですが、営業は再開しているようです。
栃木市から、小山市、宇都宮市、茂木町を経て水戸市へ。
当時の水戸駅遠景。今はなき茨城オートと乗り入れていた東武バスの車両もいる!
大子へ寄り道。杖作りの見学。
水戸へ戻り、大洗へ。アンコウで有名な港町。
たらい舟乗船。
この大洗、放送の約20年後に某戦車アニメで有名になろうとは、その時は知る由もない。
繁昌坂上
潮来
舟に乗って水郷巡り
銚子
犬吠埼探訪。
銚子から都内へ通勤している人の取材もしていました。
あとがき
北関東3県は1990年当時でもバス路線はあまり充実しているとは言えない状況でした。
そして2020年現在、この地域での都市間バス路線は皆無に等しく、都市中心部以外は壊滅的な状況です。
(代わりを担っているのが、自治体運営のバスや廃止代行路線、デマンド方式の交通手段が主体なのが現状です。)
利用者が減れば路線の運営・維持は難しいわけで、高齢者増加という社会的背景だけでは経営は難しいです。
ドライバー不足なのも減便に拍車をかけています。
さらに言うと、栃木県では2018年に関東自動車と東野交通が統合するという大変化もありました。
本編で出た路線のうち、少なくとも以下の路線は2019年現在では存在しません。
桐生天神町→足利東(足利東武・両毛足利経由)
足利→静和
栃木→小山
小山駅→石橋駅→宇都宮駅
茂木→石塚車庫
(茂木(ツインリンクもてぎ)~水戸間は路線自体はありますが、運行は土曜休日とビッグレース開催時のみで、それも1往復。)
鉾田駅→繁昌坂上
かろうじて廃止日がわかるのが、茂木→石塚車庫の「2007年3月23日」だけで、それもバス会社公式サイトではありませんでした。
東京発路線バス乗り継ぎの旅・北行(3)
http://www.fides.dti.ne.jp/~aki-y/noritugi-kita3.html