「心温まる場面の発見が、散りばめられているようです」(ナレーション.若山 弦蔵)

 
「そこが知りたい 各駅停車路線バスの旅」は、まさにそれを具現化していた番組です。
特に二代目レポーター以降は映像ソフトも書籍もないし、有料チャンネルでもまず放送されないので、いまやまずお目にかかることが出来ないシリーズとなっています。
どこかの局で再放送してもらいたいものです。
 
で、我が家を大掃除をしていたら、このシリーズが録画されていたVHSテープが出てきたのですよ!



収録されていたのは「秋の丹沢 各駅停車路線バスの旅」。
1987年の秋の放送されたもので、放送時間がそれまでの火曜22時から19時に移動しました。
また、この回では当時人気番組だった「風雲たけし城」体験から始まったのも印象的でした。

そして、この回からレポーターが2代目になりました。
初代から続投の薬袋美穂子さんに加え、温泉紀行作家の美坂哲男さん、タレントの鈴木正幸さんが加入しました。
で、三人はだいたい以下の感じで紹介されていました。

薬袋さん「御歳二十ウン歳、路線バスの旅の紅一点。好きなタイプはお金持ち」

美坂さん「風呂は好きだが、勇気はいまいち。人生のモットーは『無理はしない』」

鈴木さん「故郷の 訛り懐かし 鈴木正幸」

では、ルートと箇条書きで紹介していきます。
そして、衝撃の結末が!!

ルート概略


1日目

TBS緑山スタジオ→鶴川駅→多摩センター→豊田→八王子→法政大学→橋本→(日赤前)→三ケ木→宮ヶ瀬→七沢温泉

・寺田団地で牛を連れている男性と遭遇。「団地造成で牧場が家に囲まれてしまった」 
※この牧場は「山本牧場」といい、2019年現在も存在しています。

・日赤前バス停で鈴木さんだけ下車。ブランデーせんべいを食し、子育て地蔵を背負ったおばあさんと遭遇。
・宮ヶ瀬ダム建設中。水没前の河川敷を歩いたのは今では貴重。
そして、家が取り壊されるのを見て涙する住民の姿も映される。
・美坂さんの入湯記録:2185湯目を七沢温泉で達成。


2日目

七沢温泉→厚木バスターミナル→藤沢→鎌倉→腰越海岸

・アヒル街道

・鎌倉の太鼓橋を渡るもなかなかうまくいかない3人組。※太鼓橋観察記録もある。

 
3日目

腰越海岸→藤沢→辻堂→茅ヶ崎→平塚→伊勢原→(子易)→大山ケーブル(追分→下社はケーブルカー)

・薬袋さん、一人だけ漁に連れて行ってもらえず。(女性という理由で)

・腰越でシラス作りを見学。

・伊勢原→大山の途中にある子易バス停で3人組途中下車。七味唐辛子を作る人の自宅訪問のため。
そして、唐辛子製造者も3人組も現場では完全武装。


4日目

宿坊→大山山頂?

・ここで衝撃が起こる。ゴールかと思いきゃ、登頂断念!! 
理由は「カメラマン酸欠のため」
→当時のスタジオはがっかりムードだったが、今の時代なら間違いなく妥当な判断でしょう。

 で、12日後、リベンジを果たして山頂まで登頂しています。


 
【番組内コラム】

・おもしろバス停:雨降り、女の湯、不老

・バスの方向幕製造工程(これだけでも時代を感じさせます)

 
【感想】

「当たり前にあると思われるものや現象だって、当たり前じゃない」

そう再認識させてくれます。

また、地域の人々の人情を引き出してスポットを当てて視聴者の心をつかんだ良さは、2代目でも継承されていたのは良かったです。


※当時の路線バス車両一例

・5E(神奈川中央交通)


・3E(江ノ電バス)