実は昨日の記事と一緒に<おまけ>でアップしようとしたら、エラー出て入らなかったんです~(泣)

検索してたら、当時の『月刊朝鮮3月号』の記事を見つけました。

何か参考になるかとせっかく翻訳したので、もったいないんでアップします。

関心ある方はどうぞ。事実と違うところ、見解の違いもあると思いますが、、
後ろに国進様のインタビューもあります。


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http://monthly.chosun.com/Client/News/viw.asp?nNewsNumb=201203100051

全文翻訳引用


月刊朝鮮 2012年3月号 

話題探求『統一教は何故、ソウル光化門に出てきたのか?』


⊙文鮮明総裁夫人 韓鶴子氏 古稀迎え「日向」に...光化門パレードを繰り広げる

⊙金正日の弔問など北朝鮮とも緊密な関係を維持

⊙外国為替危機時に危機を迎えた統一グループ、2011年全系列会社が黒字記録

⊙2013年「基元節」を控え摂政体制の確立とイメージ改善、体制整備に出る

去る1月24日火曜日午後2時。ソウル光化門で異色のパレードが繰り広げられた。

世宗路一車線を制御したまま開かれたこの日のパレードには、鼓笛隊を筆頭に、世界各国の国旗を持った200余名の旗手団、各国の民族衣装を着た外国人200余名を含め、統一教会の信徒たちと統一グループ職員、多文化家庭など5000余名が参加、光化門~世宗路交差点~ソウル市庁~崇礼門まで1.8kmにわたってパレードをした。

昼間でも氷点下10度を越える寒さにもかかわらず、風物団とパレードカー、提灯行列などが並んで世宗路を行進すると、周辺を通りかかった市民たちは、好奇心に溢れた目でこの行事を見守った。


この行事は、統一教会が主催した「ソウル市民と共にする和合の足取り平和の天福パレード」だった。パレードカーには「祝聖誕」というフレーズが刻まれていた。統一教会の創始者である文鮮明総裁夫妻の誕生を祝う意味だ。

統一教会は毎年、神の日(旧暦1月1日)から文鮮明総裁の誕生日(旧暦1月6日)週間に合わせて「天福祭り」を開催する。天福祝祭は統一教会最大の行事で「天の福を受ける」という意味である。 2012年には1月22~29日にかけて行われた。

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天福祝祭行事は、通常、京畿道清平の統一教会(天正宮)とソウル龍山統一教会(天福宮)、麗水リゾート(統一グループが所有)など統一教会または統一教会と関連する所で(天福宮)、麗水リゾート(統一グループが所有)など統一教会または統一教会に関連する所で開催されるが、2012年にはソウルの真ん中に出てきたのだ。


光化門パレードに高齢(93歳)の文鮮明総裁が直接出ることはなかったが、彼の息子である文亨進統一教世界会長と文國進統一グループ会長が行列に参加した文鮮明 - 韓鶴子夫婦の像を載せたパレードカーが世宗路の真ん中を行進した。

事実、統一教はキリスト教など他の宗教を意識して、宗教行事を外部に大きく知らせない方だ。ところが、今回、天福祝祭を一般市民が簡単に接することができる光化門で大々的に開いた理由は何であろうか。


統一教は今回の行事を宣伝するために、ソウル市内の20余りのビルボード広告を行い、1月一ヶ月間のラジオ広告も400回余りにわたって流し、日刊紙とフリーペーパーなどに紙面広告も出した。文亨進統一教会世界会長は、今回の行事について「天福祝祭を通して文鮮明先生の平和理想世界のための人生を再照明すると共に、偉大な業績を世界中に宣伝しながら、人類の和合と平和世界の具現を誓う、私たちの意志を大衆とより多く疎通できることを願う」と明かした。


2012年は文鮮明総裁夫人の古希


今回の天福祝祭がいつもと違って公に開かれたのは、文鮮明総裁の夫人の古希(70歳)を記念するための意味があるという。今回の行事の名称は「天地人真の父母様93聖誕、金婚および古希敬拝式」。文鮮明総裁の93歳の誕生日と文鮮明 - 韓鶴子夫婦の金婚式、韓鶴子氏の古希を祝うという意味である。

特に韓鶴子氏の古希を迎え、公開的な行事が開かれたという点で、統一教会の実質的な中心が高齢の文総裁から韓鶴子氏に移っているという見方もある。光化門パレードの最後には、文鮮明 - 韓鶴子夫妻の等身大の像を載せたパレードカーが装飾されたが、一般市民はこれを見ながら、統一教会の教主が「文鮮明1人」ではない「文鮮明夫婦」であることを改めて認識したという。


それだけでなく、天福祝祭初日の1月23日清平で開かれた天福祝祭開会式では、式典映像に「真のお母様(韓鶴子)生涯路程」の映像が1時間に渡って上映されもした。 「真のお母様」単独映像が統一教会最大行事の式典映像で大きく披露されたということは、韓鶴子氏が統一教会の実質的な中心に浮上しているという説を裏付けている。一方、これに対して統一教会関係者は「統一教は持続的に父(文鮮明)だけでなく、真の父母様に共に侍ってきた」とし、拡大解釈を警戒した。


韓鶴子氏が最近活発に活動しているのは、創始者・文鮮明総裁の年齢がすでに90歳を超えたからだと思われる。統一教会の最大懸案は創始者である文鮮明総裁の健康に違いない。文総裁は1920年生まれで今年93歳だ。後継構図が関心を引くのも当然だ。

しかし、統一教会関係者は、「文総裁の健康には何の問題もない」と断言している。

文総裁について2010年膀胱癌発症説があったが、事実無根であることが明らかになった。文総裁の四番目の息子・文國進統一グループ会長は、「父は、今年に入っても、ひとつの場所に留まることなく、アメリカやヨーロッパなど全世界を回って、一日に6~7時間ずつ説教をされている」とし「もちろん年齢が90台であるので若い人のようにはいかないが、変わらず旺盛に活動をしている」と説明した。


実際に文総裁は、今回の天福祝祭期間にもいつものように活発な活動を見せたと知られている。1月23日清平で開かれた天福祝祭開会式には、文鮮明 - 韓鶴子夫婦が参加し、礼拝と祈祷、ケーキカットと祝歌、模範教人授賞などの行事が続いた。この日、文総裁は「大韓民国が皆さんの決議によって左右されることを覚悟して、新しい出発を決意してほしい」とし「決意を固めて前進に前進を約束しよう」と参加者に要請した。文総裁は続いて1月26日まで愛勝日(統一教会の記念日)行事、天福式、ミュージカル観覧など、すべて参加して天福祝祭期間中、会場を訪れた。

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北朝鮮とも緊密な関係を維持する


統一教会が世間の注目を集めているのは、この行事だけではない。最近、統一教会は対北民間通路として注目を浴びた。金正日の葬式に李フイホ女史とヒョン・ジョンウン会長を除いて、唯一、弔問した南側の士人がまさに統一教会世界会長である文亨進会長一行であった。文亨進会長は昨年12月24日、平和自動車パク・サングォン社長、米ワシントン・タイムズ・ジュ・ドンムン会長と共に軍事境界線を越えて陸路で平壌を訪問した。一行は金正日の葬式会場で金正恩に会って弔意を示し、北側が弔問団のために準備した晩餐会後、北朝鮮に数日間滞在し戻ってきた。


統一教会が北朝鮮と密接な関係を結んでいるということは、公然の事実である。文鮮明総裁が1991年12月に北朝鮮を訪問し、当時主席だった金日成と会談後、統一教は現代グループより先に金剛山観光を推進するなど、さまざまな事業を展開しており、現在、北朝鮮に平和自動車と普通江ホテルなどの事業体を運営している。昨年には、北朝鮮に小麦粉600tを送った。現在統一教会の責任者である文亨進会長が12月だけで二度平壌を訪問するなど、統一教会の士人たちの訪北は、公公然なことである。


一方、統一教会は天福祝祭期間を迎え、北朝鮮で文鮮明総裁の誕生日を祝うために送られてきた金剛山萬年花をマスコミに公開、北朝鮮との親交を誇示した。萬年花とは貝殻や宝石を細かく砕いた後に付けて製作した絵。保全状態が万年経っても変わらないとして呼ばれる名前である。

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北朝鮮の対南公式ラインである朝鮮アジア太平洋平和委員会は、毎年、文鮮明総裁の誕生日にはプレゼントを送ってくるが、2010年文総裁の九旬には90年漬けた山参を送ってきたりもした。南北を行来し事業を広げながら文総裁に北側のプレゼントを伝達する役割を担ってきた平和自動車パク・サングォン社長は「宗教家や実業家が南北間の民間外交官の役割を十分に行うことができると思う」と話「統一されるその日まで、南北の架け橋をするつもりだ」と述べた。

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「基元節」控え、内外整備する統一教会


統一教会がこのように「日向」に出る理由は、統一教会の「新しい世界が開かれる日」が残り少なくなっていないからだという見方が支配的である。統一教会は2013年1月13日を「基元節」と命名し、この日を新しい時代が開かれる起源と見ている。地上天国が開かれる日だということだ。

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一部の宗教学者たちは、この基元節を統一教会2世時代の始まりと分析する。統一教会の現在の後継者は、文総裁の第七子である文亨進統一教会世界会長として公にされたが、年齢(33歳)が若く世界会長となっていくらも経っていないため、教主としての地位がまだ確立していないという意見もある。したがって統一教会が基元節前まで「摂政」体制を構築する一方、イメージ改善などの活発な活動を繰り広げているというのが宗教学者たちの分析だ。


理由はとにかく統一教会は基元節を目前にして、教会内外を再整備するのに余念がない。統一教会は最近3年間、全国の統一教会61ヶ所を新築またはリモデリングした。また、統一教会を財政的に支援する統一グループが、2011年末の時点で全系列会社が黒字を達成しながら、新しい事業にも関心を傾けている。統一教財団と米国UCIが争っているヨイドパークワン関連訴訟も今年中に収まるものと見られる。北朝鮮とも金正日の死後、金正恩政権との関係を維持するために統一教関係者が2月中旬に再訪朝する予定である。


統一グループ関係者は、「統一教会は、もはや”隠れている宗教”ではなく、開かれた宗教として位置づけされ、来年の基元節を盛大に迎えることが信徒たちの願い」とし「統一グループが全系列会社の黒字を出すなど、財政もより一層しっかりし、教会再整備事業で信徒たちの満足度も大きく高まっただけに統一教会が新しい復興の転機を迎えることを期待している」と説明した。

文鮮明総裁を「メシア」と信じて仕えてきた統一教会はキリスト教徒たちから異端として追い込まれたりもしたが、それなりに国内外で教勢を拡大し資産を蓄積した。統一教会は文鮮明総裁死後もその教勢が維持されるだろうか。鍵は文鮮明総裁の家族が握っているだろう。


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 [インタビュー] 全系列会社の黒字を達成した統一グループ 文國進会長

“企業でも宗教でも透明でなければ”

「文鮮明総裁の四番目の息子である文國進(42歳)氏は、世界基督教統一神霊協会維持財団(以下、統一教財団)理事長兼統一グループ会長職を務めている。財団は統一教会の財政的な部分を担当する組織として、財団傘下に統一グループがある。統一グループは竜平リゾート、イルサン海洋産業、一心石材、一和、JC、統一スポーツ(城南一和天馬サッカーチーム)、平農(ピョンノン)、ピョンイル企画、TIC、ソンウォン建設、世界日報、セイルロ、アジア海洋など13の系列会社を保有している。財団はこのほかに、ユニバーサルバレエ団、リトルエンジェルス、鮮文学院などの文化・教育事業も展開している。

統一グループは、1998年の通貨危機当時、統一重工業と韓国チタンなどの主要系列会社が不渡りを出すことで危機に置かれ、2000年代初頭までに相当な困難を経てきた。これに2005年の初め、文鮮明総裁は米国でハーバード大学経済学課とマイアミ大MBAを卒業して、銃器会社を成功裡に運営していた四番目の息子を呼び入れた。文國進会長は、リストラに着手し、30以上の系列会社を現在の13個に減らし、大々的な人事刷新と組織改編で、ほとんどの系列会社を黒字に転換させた。 2011年には、世界日報まで黒字に転換、就任7年ぶりに全系列会社の営業黒字を達成した。

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”レジャー・製造・メディアなど様々な分野の事業”


ソウル麻浦統一財団ビルで会った文國進会長は「実用主義のビジネスマン」という印象を与えた。執務室は豪華さとは程遠く、インタビューを進めるのにも格式を問わなかった。彼は何でも「透明さ」を最重要視するとし、企業であれ宗教であれ透明でなければならないというのが信条だと話した。


ー 世界基督教統一神霊協会維持財団と統一グループはどのような組織ですか​。


「財団とグループは、統一教会を経済的に支援する機関です。創始者のビジョンを実行しながら、教会をサポートするのが本来の目的です。現在財団とグループがしている事業はすべて、教会と関連するものです。」

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ー 統一グループの資産の大部分は、竜平と麗水などリゾート事業ですが。


「リゾート事業は、多くの信徒が享受することができるものなので信徒たちのための事業でもあります。また、一和などの製造業やスポーツ関連事業も、消費者のための事業です。今後も、消費者と関連した事業を中心にしていく予定です。」

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ー 韓国と米国でヘリコプターや銃器などの防衛産業や武器事業もしていますが、平和を主張する教義と隔たりがあるようですが。


「平和の歴史を知っていますか。平和は理想から来るものではなく力からくるものです。父の考えがそうでしたし。米ソ冷戦時代に武器産業が発展しましたが、平和は維持されませんでしたか。それだけでなく、韓国のためでもあります。統一教会は韓国に根を置いた世界的な宗教であるため、統一教会が成長するには、韓国が政治・社会・文化・軍事面で成長しなければならないと思います。韓国はより強くならなければなりません。そのような面で私たちが韓国の成長に貢献しようとするものです。」

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”全般的事業計画は父が立てる”


ー 理事長に就任して以来、財団の経営状態が大きく好転しました。


「事実、その前にはずっとアメリカにいて韓国の財団とグループがどのような状況なのかよく知りませんでした。 2005年初め理事長になって、財団のすべてのスタッフと職員を直接会ってみると、組織改編が必要であると思い、専門家を大挙迎え入れて変化を追求しました。シックスシグマなどの教育とコンサルティングにも積極的に乗り出し、人を新たに選び、適材適所に配置するために多くの時間をかけました。」

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ー 統一グループの事業戦略は、誰が決めるのですか。龍平と麗水などは、今、大きな好材を迎えていますが。


「全体的な戦略は、父が立て、私は父に従うだけです。龍平と麗水事業は、父が決定して始めたものであり、今でも多くの事を財団で処理しますが、大きなことは父が決定します。」

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ー 昨年末、すべての系列会社が黒字に転換したそうですが

「事実、骨を削るリストラもありましたが、米国発の金融危機以降、経済環境が良くない状況で、リゾートや製造業、マスコミなど、私たちがしている企業が厳しい環境にもかかわらず、実績が改善されたことは大きな意味があると思います。」

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ー 世間では「統一教会は金持ちだ」と考えています。国内外の資産規模はどのくらいですか。

「どこと比較して金持ちだというのかよく分かりません。カトリックや仏教に比べたら少ないのが当然です。もちろん、貧しくはありませんし、小さな新興宗教よりは多いでしょう。海外統一教会の資産は、その国の財団が管理するため、私たちの財産ではありません。」


”パークワン事態は信徒たちに大きな痛み "

ー 財団は工事中の汝矣島(ヨイド)パークワンについて2010年10月に訴訟を起こし工事が1年以上中断されています。最近451億ウォンを賠償するよう裁判所の判決も受けました。(「月刊朝鮮」2011年2月号を参照)。


「パークワン事件は信徒たちには大きな痛みです。その工事の開始を担当した張本人(郭錠煥前財団理事長)は、統一教会の要職を掌握し、父に近距離で仕えた人でしたが...。また、裁判所ではまだ1審の結果が出ただけで、真実が明らかになれば、結果も異なる可能性があると思います。 」

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ー 郭錠煥氏の婿であるお兄さん(文顕進美UCI会長)がUCI定款を変更し、統一教会とUCIの縁を切りましたが、統一教会ではこれをどのように見ていますか。


「UCIは元来、定款上、私たちの財団のように、米国で統一教会の活動を支援するために建てられた財団です。 UCIの資産は、私たちの信徒たちの献金でなされたものであり、UCIは信徒たちのものです。これを失わないために、可能な限りすべての活動を行う予定です。通常の企業であれば、財産の一部を放棄することもできますが、信徒たちの財産です。誰かが持っていくことができるものではありません。」

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ー パークワン訴訟以降、文顕進氏と会ったことがありますか。意見の相違が多いと見ています。


「連絡をしましたが、返事がありませんでした。事実、兄と私はアメリカで非常に近い仲であり、週末には家族と一緒に会って時間を過ごしたりしました。 UCIを郭錠煥一家が掌握しているだけに、兄も簡単に行動していないでしょう。父はすでに郭錠煥一家にUCIから退けと指示し、今も彼らが戻って来るのを願っています。」

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ーUCIも文総裁の息子が属しており、文総裁の教えに基づいていただけに、必ずしも統一教会の名前をかけていなくても、海外でそれなりに活動してもいいのではないですか。訴訟が長くなり、”王子の乱”、”兄弟の乱”などとマスコミに知られており、お互いに主張は違うでしょうが、イメージの損傷が非常に大きいと思いますが。

「問題は、今UCIを掌握している郭錠煥一家が持っていこうしているものはUCIの資産だけであるということです。 UCIは、本来、統一教会を支援するために作られたものですが、その定款は削除して信徒たちの意見を無視したまま、資産だけ持っていくということは、道義的に大きな問題があります。」


文國進会長は終始一貫して、今の自分は「父」と「(統一教会)信徒たち」の意に沿って動いていることを強調した。最後に話したいことを聞くと、彼はこう言った。 「私は両親と信徒たちから統一教会の資産を保護しろといういう強い圧力を受けています。重大な任務を負っており、いつも心が重いですが、どんなことがあっても最後まで守らなければなりません。」

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