川辺にたたずむ


白い鳥がいた


その鳥はじっと動かず


川面をみていた



魚はそばを激しく泳ぎまわるけれど


その鳥は動かなかった



その鳥は満ちていた


その目は動かないことを


選んでいた



鳥はいつか動くことだろう


しかしほんとうに鳥が動くのか?


いや動くのは世界のほうだ


鳥は知っていた


満たされた自分のために


流れが魚を運んでくれるのを



鳥は見ていた


激しく動きゆく世界の様を


静かに


静かに


そのほとりで