家庭教育問題としての体臭・多汗の悩み
さらに、体臭・多汗にまつわる様々な問題は、医療の分野だけにとどまるものではありません。それは、「教育問題」としての一面も合わせ持っています。
近年、学校での「いじめ」の中で、わきがなどの体臭がきっかけになるケースも増加しています。
いじめだけではなく、それと関連した登校拒否、さらには大人の出社拒否においても、体臭に関する悩みが引き金となるケースも見られます。体臭の悩みは、いじめの原因となると同時に、いわゆる「引きこもり」の原因、ないしは遠因ともなるのです。
このような場合の体臭の問題は、単なる医療分野の問題としてだけでは語れません。たとえば、体臭が引き金となって登校拒否に陥った生徒が手術によってわきが臭がなくなったとしても、そのことによって以前のように元気に学校に通えるとはかぎりません。
なぜなら、子どもにとっての「体臭の悩み」は、成長過程での人格の発達の「つまづき」にまで発展することもあるからです。ですから、たとえ体臭が原因で起こった引きこもりや登校拒否も、医療的アプローチと平行して、子どもたちの全人格がかかわる家庭教育問題として総合的にとらえる必要があります。
多汗症 もわきが も治療できます。昔のように切ったりしなくていいのです。だから、思い切って外科的に処置をしてしまい、いじめの原因を取り除くことも有効かもしれません。
腋臭症(わきが)に対する偏見
腋臭症(わきが)に対する差別やいじめは年々増加している。それは行き過ぎた日本人の不潔恐怖が温床であるとされている。例に、いじめに値する人を傷つける言葉に「臭い」というものがある。腋のニオイ はいじめの対象となる。というか、かなり重要ないじめの因子である。
しかし、統計の項目でわかるように白人や黒人は腋臭症(わきが)である人が、腋臭症(わきが)ではない人を上回るので腋臭症(わきが)が普通であり、腋臭症(わきが)であることを気にする人はいないのである。
現に、西洋で腋臭症(わきが)の治療の大半が汗の量を抑えるのも目的としたものであり、日本のように臭いそのものをなくす目的の手術は行われない。つまり、少数者に対する差別、いじめと考えられる。
さらに、腋臭症(わきが)に関する理解、知識のなさがその拍車をかけていると言える。本来人間の腋臭臭(わきが)は、上記のよう異性を引き付けるためのものであったり、縄張りを主張するためのものとして機能していた。これは、動物などにも多くみられる機能である。し かし、人が文明を築く上で衰退し、一部残ったのが腋臭症(わきが)であるといえよう。
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