Football goes on 特別編 ~itch ブラジルへ行く~ vol.5
フットピーポーよ、いやはや街は大変な騒ぎですよ
今日はお世話になっている家族の好意で、親戚一同と一緒に
完全アウェイの自宅でご馳走を囲みながらの観戦でしたが
この住宅街でもセレソンのゴールが決まるたびに周りはカーニバル!
イヤァァァァ~って絶叫は上がるわ、スタジアムでよく鳴ってる
あの爆竹まで鳴るわ、ほんと素敵な国です
今も、お隣さんがパーティーを始めて、日本だったら警察が飛んでくるような
爆音でユーロビートがガンガンにかかってます、いい感じです
対照的に日本ではお通夜モードになってるに違いない
はああああああ、なーんにもできませんでした、日本代表
とにかく早い時間の先制点を避けられればという甘い期待は
今大会の記念すべき1点目、ネイマールのゴラッソがぶち壊してくれました
開始3分で先制点を奪えたセレソンはもう余裕
慌てることなく後ろでボールを回し、食いつかせてはかわし
隙を見るやテンポを上げてゴールを強襲
そんな楽な展開になってしまいました
僕が気になったのはまずはディフェンス
寄せが甘いです
確かに簡単に飛び込めばかわされる相手かもしれないけど、余りにディレイばかり
失点のケースでは全てシューターへの寄せが甘かった
あれだけのスペースと時間があれば、世界は、確実に強いシュートを枠に打ちます
寄せが甘いと、今日のように人数がいても守れない状態になっちゃう
特に最終ラインを預かる選手たちの、勇気の無さが目立ちました
そして点を取りに行くアイデアの無さも浮き彫りに
はたして今日の交代でザッケローニがどうやって攻撃の舵を取ろうとしたのか
僕には全然わかりません
清武と前田の交代はまだ分かります、まあそれもいつもの形に戻すだけだけど
しかしその後の遠藤と細貝は?
確かに今日の遠藤はまったく機能していませんでした
だとしても細貝投入の火消し的交代で2点ビハインドの状況を一体どうしろと?
点が取れるかどうかは結果論です、問題なのはその意図、アイデアが無いところです
ピッチの選手も2点ビハインドで細貝を入れられても「?」でしょう
僕には3失点目を防ぎにいった交代に見えました
つまりあの状況で攻撃への舵取りを行わなかった、と
そしてその避けようとしていた3失点目も食らう、と
この試合でもアジア予選で顕著になっている、チームのバラバラ感が出てました
選手たちが悪い意味で即興的にサッカーをしているような
約束事、オートマチズムのかけらも感じられない試合運び
今季のインテルとシティにそっくりです。基本となる戦術がしっかりしていない
これでは世界を驚かせる、ジャイアントキリングなど起こせる訳がありません
本田が課題に挙げた個の能力差以上に、チームの組織力の差を感じてしまう
それは、本来なら組織力で勝負したい日本にあってはならない事だと思います
戦術とは、ピッチ上で刻一刻と状況が変わるカオスの海を航海する中で
「理想」という揺るぎなき目的地を指し続ける羅針盤です
その羅針盤が無い
それが今の日本代表じゃないでしょうか
だからこそ、本田がいるいないでサッカーが変わってしまうし
カナリア色に染まる完全アウェーという混乱の中で自らを見失う
ザックの中ではその羅針盤は見えているのかもしれない
でもその羅針盤を実際に海に出る選手たちに上手く指し示す事ができていない
練習でできないことは、試合でもできないのと同じように
アジアでできていないことが、世界でできるはずもなかった
初戦で見えてしまったこの問題はあまりに大きいと思います
という訳で早くも第2戦の対イタリアに負けたら即終了という状況になってしまいました
はたしてザックは母国を相手にどんなサッカーを見せるのか
ザックの3年間の集大成的な試合になることを祈って、チャオ!
<おまけ>
突如サンバのリズムが聞こえてきたので家を出てみると
すぐ角の店で祝勝会やってやがんの、いいな~
